BHP Billiton は8月18日、2008年6月決算を発表した。
増収増益で、売上高、純利益とも7年連続で最高益となった。
営業損益(金利控除前)は241億ドルとなり、前年比で22%増、前々年比では54%増となった。
売上高利益率は40.6%にも上る。
部門別の売上高、営業損益の推移は以下の通り。(単位:百万ドル)
Sales
Profit from Operations
売上高
利益率2006/6
2007/6
2008/6
2006/6
2007/6
2008/6
前年比
2008/6 Base Metals
(銅、銀、鉛、亜鉛、モリブデン、ウラン、金) 10,294
12,635
14,774
5,873
6,875
7,890
115%
53.4% Petroleum
5,230
5,885
9,547
2,968
3,014
5,489
182
57.5 Iron Ore
4,782
5,524
9,455
2,533
2,728
4,631
170
49.0 Manganese (マンガン)
1,037
1,244
2,912
132
253
1,644
650
56.5 Aluminium
(ボーキサイト、アルミナ、アルミ) 5,084
5,879
5,746
1,186
1,856
1,465
79
25.5 Stainless Steel Materials (ニッケル)
2,955
6,901
5,088
878
3,675
1,237
34
24.3 Energy Coal (燃料炭)
3,965
4,576
6,560
326
305
1,057
347
16.1 Metallurgical Coal (原料炭)
3,941
3,769
3,941
1,834
1,247
937
75
23.8 Diamonds and Speciality Products
(ダイヤ、チタン) 1,263
893
969
287
197
189
96
19.5 全社
548
167
481
-301
-426
-394
合計
39,099
47,473
59,473
15,716
19,724
24,145
122
40.6
金利 (net)
-600
-512
-662
税金
-4,582
-5,716
-7,521
税引後利益
10,534
13,496
15,962
118
26.8
鉄鉱石、石油、マンガン、燃料炭などが前年比大幅増益となったのに対して、アルミ、原料炭、ダイヤ、ニッケルなどが減益となった。
これはほとんどが価格変動によるもので、同社によると、本年6月と前年6月の価格差は65億ドルに達するが、鉄鉱石、石油、マンガン、燃料炭、銅が大幅な値上がりメリットを得たのに対して、ニッケルは大幅値下がり、アルミ(ドル安が影響)も若干の値下がりで、原料炭、ダイヤなどはほとんど変動がない。(原料炭は今後大幅に値上がりする)
* 総合目次、項目別目次は
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。
各記事の「その後」については、上記目次から入るバックナンバーに付記します。
コメントする