米商務省が17日発表した8月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で895千戸となった。(前月は修正後 954千戸)
市場予想平均の950千戸を大きく下回った。
年率 900千戸割れは、1991年1月の798千戸以来、約17年半ぶり。
本年の平均は1,010千戸で、1993年(1,288千戸)以来 14年ぶりの低さであった2007年から345千戸も少ない。
6月(1,089千戸)は既報の通り、ニューヨーク市の新しい建築基準が7月1日に施行されることから、ニューヨーク市で6月に多数の集合住宅の建設許可が出されたためであり、実質的には減少傾向が今も続いている。
米国の住宅市場の調整は長期化が必至の情勢で、混乱が続く金融市場への影響が懸念される。
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