ダウ、上海エポキシ計画で上海クロルアルカリと提携

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ダウは20068月、中国でエポキシ事業で5年間で2億ドルの投資をすると発表した。

Dow Epoxy2007年3月、世界最大級の10万トンの液体エポキシ樹脂(LER)プラントと、原料のエピクロルヒドリンの新工場15万トンの立地を上海ケミカルパークに決めたと発表した。
(エポキシはエピクロルヒドリンとビスフェノールAの反応で生産する)
 
エピクロルヒドリンはダウの
Glycerine-to-epichlorohydrin (GTE) 法を採用する。
バイオディーゼルの製造で副生するグリセリンを原料とするもの。   

2006/8/23 中国でのダウの活動  

Dow Epoxy は1015、上海クロルアルカリの100%子会社の上海天原華勝化工公司(Shanghai Tian Yuan Huasheng Chemical )との間で、2010と11年に上海ケミカルパークでスタートする上記のLERとGTEプラントのための原料供給契約を締結した。
(2007年3月の上海立地決定時に、ダウ、上海クロルアルカリ、天原華勝は
Letter of intent を締結している)

天原華勝は上海ケミカルパークに電解工場を新設し、両工場にカセイソーダと無水塩酸を供給、ダウから回収塩水を受け取り、クロルアルカリ生産に使用する。契約期間は10年以上となっている。

Dow Epoxy は9月に中国環境保護部から環境アセスメントの承認を受けている。

Dow EpoxyではGTE計画は塩素の消費を半分にカット、排水量も1/10で、効率も品質も優れているとしている。

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なお、Solvayもバイオディーゼル副生のグリセリンを原料としてエピクロを生産している。
   

2007/4/13 Solvay、バイオディーゼル副生グリセリンを原料とするエピクロの生産開始
       


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