信越化学
減益発表が相次ぐなかで、信越化学は好調である。
単位:百万円(配当:円) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
営業損益対比(億円)
07/9中 08/9中 差異 08/3 09/3
予想増減 有機・無機化学品 482 555 73 995 塩ビ系 163 182 19 315 シリコーン系 211 228 17 431 その他 108 145 37 249 電子材料 790 794 4 1,621 半導体シリコン 695 699 4 1,411 その他 95 95 0 210 機能材料 130 154 24 260 調整 -2 -2 0 -4 合計 1,400 1,501 101 2,871 3,070 199
塩ビは日米の住宅不振、中国の需給緩和などで、世界の各社が大幅減益となっているなか、シンテックは世界中の顧客に販売し、フル操業を継続した。
昨年度はさすがに減益となったが、中間決算では前期並みとなった。
なお、ドルベースでは 2007/6 の134百万US$から2008/6は153 百万US$と増えている。信越化学の塩ビ系連結営業損益182億円に対してシンテックの上期経常損益は160億円で、ほとんどをシンテックで確保した。
これに対して、米国の塩ビ各社はトントンか、赤字の状況。
好業績を受け、同社は配当をどんどん増やしている。
* 総合目次、項目別目次は
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。
各記事の「その後」については、上記目次から入るバックナンバーに付記します。
コメントする