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世界経済の悪化で、Dow やDuPont などで人員整理が行なわれる中、Bayerが気を吐いている。
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同社は10月29日の第3四半期業績説明で2008年及び2009年に前年比増益となる予想を発表しているが、今回これを再確認した。
Bayer は12月12日、 Leverkusenの本社に130人の記者を集め、同社のイノベーションをPRするためのNews Forum "Bayer's Perspective on Innovation 2008"を開催した。
Werner Wenning 会長は同社の状況を以下の通り説明した。
この数週間で経済状況は著しく悪化した。
しかし、Bayerでは相変わらず自信を持っている。こんな時こそ、長期的は企業戦略が成果を生む時である。売上高の70%を占める HealthCare 部門と CropScience 部門は、不況の影響を受け難い。目標達成は可能である。
MaterialScience 部門は売上高、損益とも悪化しており、11月は10月より更に悪化している。
しかし既に、製品によっては減産で対応しており、来年も一時休止や労働時間短縮のような方策をとる準備をしている。(それ以上のことは考えていない。)
部門全体では今年も来年も成長を達成し、損益(EBITDA) を向上させる。(事業撤退を考えているのかとの質問に対して)
Bayer の3つの部門のみんながコア事業であり、素晴らしい成長の可能性を持っている。ーーー
参考 同社の2007年業績 (百万ユーロ)
Sales EBIT before
special itemsEBITDA before
special itemsHealthCare 14,807 45.7% 2,492 58.1% 3,792 56.0% Pharmaceuticals 10,267 1,641 2,807 Consumer Health 4,540 851 985 CropScience 5,826 18.0% 786 18.3% 1,324 19.5% Crop Protection 4,781 632 1,093 Environmental Science, BioScience 1,045 154 231 MaterialScience 10,435 32.2% 1,117 26.1% 1,606 23.7% Materials 3,041 100 273 Systems 7,394 1,017 1,333 Reconciliation 1,317 -108 55 Continuing operations 32,385 4,287 6,777 EBIT:Earnings Before Interest and Taxes
EBITDA:Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation, and Amortization
ーーー
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News Forum: "Bayer's Perspective on Innovation 2008"の概要は以下の通り。
・R&Dを更に強化する。Innovationによってのみ、成長が維持できる。
2008年の研究開発費は28億ユーロ。
うち、HealthCare 66%
CropScience 24%
MaterialScience 8%
・将来のグローバルな問題点の解決を目指す。
・医薬:
50 の新製品が臨床試験の
I~III
のフェースにある。
・農薬:10の新原体を2008~2012年に上市する。
・研究開発費の減税措置等が必要
詳細は下記参照。
http://www.press.bayer.com/baynews/baynews.nsf/id/BC8D688DC9071811C125751C00591FD6?Open&ccm=000&presskit=1
http://www.press.bayer.com/baynews/baynews.nsf/id/2008-1524-e
* 総合目次、項目別目次は
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。
各記事の「その後」については、上記目次から入るバックナンバーに付記します。
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