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ダウとクウェートの Petrochemicals Industries Co. (PIC)は12月1日、50/50の合弁会社 K-Dow Petrochemicals の設立契約と付随契約に調印したと発表した。2009年1月1日に営業を開始する。
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これに対して、クウェートの国会の会派 Popular Action Bloc の議員が問題視し、反対運動を展開しており、政権の維持も疑問視されるようになった。
設立契約ではPICは持分取得で75億ドルを支払うこととなっているが、反対派は、グローバルな経営危機により、ダウの市場価値は昨年の510億ドルから170億ドルに下落しており、対象となる K-Dow Petrochemicals の事業の価値も低下しているとし、この取引は国の資金の浪費であると主張する。
K-Dow Petrochemicals や新製油所計画のような大規模プロジェクトについては、十分なFSを実施し(professionalism)、すべての情報を公開(transparency)すべきだとする。
「首相を問い詰め、責任を取らす」としており、正式発足の来年1月1日までに契約を取り消すことを要求している。
契約では、契約取り消しの場合は25億ドルのペナルティが求められる。
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クウェートでは国営石油会社(KNPC)が、クウェート市の南85kmの Al-Zour 地区に日産615千バレルの製油所を建設することを決めたが、同じ反対派がこれにも反対しており、会計検査院がfeasible ではないと述べたことから、キャンセルされる可能性が強い。
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K-Dow Petrochemicals に関しては石油相がクウェートの石油化学産業にとって戦略的重要性を持つものと反論した。十分な検討の後に適正な手続きで決定しており、契約を実行すると述べた。
しかし多くの議員がPopular Bloc の意見に賛同し、今やJVを進めるか、取りやめるかの選択となった。
クウェート政府は23日、この問題で臨時閣議を開いたが、最終結論は出ていない。
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ダウのCEO
のAndrew
Liveris は24日、声明を発表した。
http://news.dow.com/dow_news/corporate/2008/20081224a.htm
2005年にダウのトップとなって以来、最も誇りに思うのはクウェートのパートナーとの間の友好的関係だ。
1990年代以降、4つのJVを設立したが、すべて成功した。
最近、5つ目のJVのK-Dow Petrochemicalsが長期的にクウェートにとり利益があるかどうかに関し、議論をよんでいる。
これに関して以下のとおり、回答したい。
1)交渉は完全に、公正に行われた。
2)取引は十分に価値のあるもの。
SABICのGE Plastics 買収よりも約30%安い。
PICの支払いは60億ドル(75億ドル
マイナス 第1四半期の配当15億ドル)で、当初(1年前)の発表より35億ドル安い。
現在の金融危機ではどの会社の市場価値は減っているが、市場価値と資産価値は異なり、K-Dowの資産価値は大きい。
3)K-Dow は Kuwait にとって価値あり。
4)ダウとKuwait
の友好関係
5)K-Dowの製品は日常生活に役立つもの
* 総合目次、項目別目次は
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。
各記事の「その後」については、上記目次から入るバックナンバーに付記します。
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