信越化学は4月7日、3月決算の業績予想の修正を発表した。
同社は2008年12月に、2008年4月28日に公表した業績予想の達成は困難である旨を発表しているが、見直し数値は発表していなかった。但し、証券取引所上場規定による開示義務(損益が0.7以下)が生じるほどの落ち込みは想定していないとしていた。
各社の実績予想は 2009/2/10 2009年3月期損益予想
今回の連結業績予想は以下の通り。(単位:億円)
米国金融危機に端を発した世界規模での市場環境悪化により、同社を取り巻く事業環境は昨年11月以降急速に悪化しており、同社の業績も半導体シリコンウエハー等電子材料事業を中心にその影響を受けてきているとしている。
売 上 高 営業利益 経常利益 当期純利益 前期実績 13,764 2,871 3,000 1,836 2008/4/28 予想 14,000 3,070 3,200 2,000 今回修正予想 12,000 2,400 2,600 1,600 (予想増減) (-2,000) (-670) (-600) (-400) (前期比増減) (-1,764) (-471) (-400) (-236)
同社の損益の推移は以下の通りで、これまで長期間にわたり増収増益が続いていたが、今回減収減益となる。
報道によると、経常損益の減益は10年ぶり、最終損益は16年ぶりとのこと。
ただし、期末配当予想の1株当たり50円(年間配当予想100円)には変更なしとしている。
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http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。
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