SABICは21日、第1四半期の損益速報を発表した。
それによると、純損益は前年同期の69.24億リアルの黒字に対し、9.74億リアルの赤字となった。
これにはノレン償却 11.81億リアルを含むが、それを除いても2.07億リアルの黒字に過ぎない。
なお、昨年の第4四半期は3.11億リアルの黒字(2007年同期は68.7億リアルの黒字)であった。
営業損益も3.8億リアルの黒字で、2008年第1四半期の108.91億リアルに対し、97%の減となった。
SABIC業績 (単位:10億SAR、1SAR≒26円) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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* ノレン償却 1.181SARを含む
CEOのMohamed Al-Mady は、グローバルな金融危機、経済危機により、需要家が資金繰りに苦しんでおり、特に自動車、建設、電機産業が影響を受け、エンプラなど石化製品の需要減となり、これが価格低下につながったと述べた。
しかしSABICでは操業を維持しており、第1四半期の生産量は前年同期を若干上回り、販売数量も5%伸びたとし、同社の財務状況は健全であり、競争力を更に強化するとしている。
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http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。
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