2009年3月度決算発表がほぼ終わった。
化学関係(医薬を除く)各社の対比は以下の通り。
各社の詳細は既報。
営業損益で、これら各社は全社減益となった。(協和発酵キリンは2008/4発足で、前年は協和発酵)
石油化学関係、IT 材料関係のダウンが大きい。
当期損益は減損損失や有価証券評価損など多額の特別損失を計上し、大幅減益となり、赤字となった企業が多い。
住友化学と三井化学は繰延税金資産を一部取り崩している。
減益ではあるが減益幅の小さい信越化学は、年間配当を前年の90円から100円に増配した。
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医薬会社の損益は以下の通り。
武田薬品は当期に、TAP Pharmaceutical の会社分割、吸収、及びMillennium 買収に伴う特殊整理を含んでおり、実質は増益。
第一三共も当期にRanbaxy買収の影響を含むが、これを除いても減益。
エーザイは前期、当期にMGI Pharma 買収に伴う特殊整理を含んでおり、実質は若干の増益。
田辺三菱製薬は前年上期は三菱ウェルファーマ分で、実質は若干の減益。
第一三共は買収したRanbaxyの株価低迷で、特別損失に「のれん償却」 3544億円を計上した。
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