LG Chem は7月21日、中国での新しいABS計画を発表した。
中国海洋石油(CNOOC)との50/50 JV CNOOC & LG Petrochemicals Co を設立し、370百万ドルを投じて広東省恵州市にABS工場を建設する。
2011年に先ず15万トンをスタート、2013年に倍増して計30万トンを生産する。
広東省恵州市にはCNOOCの12百万トンの製油所と、Shell/CNOOCの50/50JVの中海シェル石油化学がある。
ABSプラントの原料はCNOOCがここから供給する。
製品は全国 340万トンの半分を消費する南中国で販売する。
販売目標を2012年に3億米ドル、2014年に6億ドルとしている。
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LG Chemは中国では既に、浙江省寧波市に寧波LG甬興化工(LG Chem 75%/甬興化工 25%)を有している。
1996年に設立し、当初60千トンでスタート、2001年に150千トンに、2002年に300千トンに増設(その後手直しで330千トン)、2006年9月には480千トンとした。
その後の手直しで現在能力は580千トンとなっているが、2012年にはこれを700千トンにする予定。
このため、恵州プラントが完成すれば、中国の能力は100万トンとなり、韓国の麗川工場の60万トンと合わせ、LG Chemの全体能力は160万トンとなる。
能力で世界トップの台湾のChi Mei は、台湾に100万トン、江蘇省鎮江に70万トン、合計170万トンの能力で、LG Chemはこれにほぼ肩を並べることとなる。
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吉林省吉林のPetroChina Jilin Petrichemical は7月17日、製油所とSM、ABSプラントの増設工事の起工式を行った。
現在の製油能力700万トンを1000万トンに、SM 14万トンを48万トンに、ABSを現行の19万トンに対し、20万トン2基を増設して59万トンにする。(公称は58万トンとしている)
製油所増設は2010年10月にスタート、SMとABSは2011年10月スタートの予定。
同社の現在のエチレン能力は85万トンになっている。
増設が完成すれば、同社のABS能力はLG、奇美に次ぎ第三位となる。
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なお、中国のABSメーカーは下記の通りで、台湾と韓国勢が中心となっている。
詳細は 2009/2/26 中国のABSメーカー
単位:千トン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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現在の中国の需要は340万トン
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http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。
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