国土交通省は7月31日、6月度の住宅着工件数を発表した。
6月度の着工件数は68,268戸で、本年1月以降、ほぼ横ばいの低水準の状況にある。
分譲マンションの着工件数は4,592戸(前年同月比68.2%減)で、統計を取り始めた1985年以降で最も少ない。
改正建築基準法の施行(2007年6月20日)により2007年7月以降の住宅着工は激減した。
その後も前年比のダウンは続き、2008年7月になって、ようやく、前年を上回った。しかし、2008年12月には再び前年比ダウンとなり、本年に入っても低水準が続いている。
現在の水準は改正基準法の施行で急落し、最低水準となった2007年8-9月の水準である。
1996暦年が1,643千戸であったのが、2006年が1,290千戸、2007年が改正基準法施行で1,081千戸に落ち込み、2008年は若干回復して1,093千戸となったが、本年上半期は年率換算で833千戸となり、1996年の約半分となっている。
これがPVCの国内出荷の下落の主因となっている。
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