アイルランド環境省は9月24日、買物袋を持たないでくる客の抑止効果(“sufficient deterrent”) を狙い、レジ袋税を倍増して0.44ユーロにすると発表した。来月に提出する環境法に含まれる。
アイルランドは世界で初めてレジ袋税を導入した国である。
2002年3月4日、0.15ユーロのレジ袋税 Plastic Bag Levy が課せられた。
効果は絶大で、一人当たり328枚(合計12億枚)のプラスチック袋が21枚にまで減少した。.
しかし、2006年には一人当たり31枚に上昇した。
このため、市民団体の要求を受け入れ、2007年7月1日に0.15ユーロから0.22ユーロに引き上げた。
2007/3/3 ニュースのその後 - レジ袋税
この結果、2007年には一人当たり28枚、2008年には27枚に減少した。
プラスチック袋によるゴミも、制度施行前の5.00%から、2008年8月には0.32%に減っている。
参考 アイルランド環境省資料
7年にわたる制度は120百万ユーロ以上の税収をもたらしている。この一部は環境保護サービスに使われている。
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アイルランドのレジ袋税はゴミ減少を狙ったもので、生分解性プラスチック袋も一般のプラスチック袋と同様の扱いとされている。
分解には時間がかかるため、ゴミとして捨てられた場合、一般のものと変わらない。
再利用可能なプラスチック袋は、0.70ユーロ/袋以上の値段を付けた場合には税を免除される。(無償配布は免除されない)
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http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。
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