大正製薬、Bristol-Myers Squibb からアジアのOTC医薬品事業買収

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大正製薬は9月16日、Bristol-Myers Squibb との間で、同社がアジア地域に保有するOTC医薬品の商標権等のブランド資産とインドネシア子会社の株式を買収することで合意したと発表した。

買収するのはアジア太平洋29カ国における「Tempra」(解熱鎮痛薬)、「Counterpain」(外用消炎鎮痛薬)その他製品の商標権、製品登録と、インドネシアの OTC医薬品及び医療用医薬品の製造販売会社 PT Bristol-Myers Squibb Indonesia Tbk BMSI)の株式の97.97%。

製品登録は8カ国:インドネシア、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール、香港、台湾及びマカオ。

これに加え、アフガニスタン、オーストラリア、バングラデシュ、ブータン、ブルネイ、カンボジア、フィジー、インド、ラオス、モルディブ、マーシャル諸島、ミクロネシア、ネパール、ニュージーランド、パキスタン、パプア・ニューギニア、ソロモン諸島、韓国、スリランカ、東ティモール及びベトナム の合計29カ国

日本にはブリストル・マイヤーズスクイブ株式会社があるが、今回の買収には含まれない。

Tempraは、インドネシア、フィリピンの解熱鎮痛薬市場において、Counterpainは、インドネシア、タイの外用消炎鎮痛薬市場において、トップクラスのシェアを誇っている。

1970年設立のBMSIは、ジャカルタの郊外に25,440㎡の敷地を持つ工場を有しており、大正製薬の将来のアジア事業の拡大戦略の中での生産拠点としての役割を果たすことが期待される。

取得金額はブランド資産が160百万米ドル、株式が 150百万米ドルの合計310百万ドル。

買収の狙いは以下の通り。
   
アジア地域で高いブランド力を有する製品群を取得することによるアジア地域OTC医薬品事業へ本格的参入。
   
同社の医薬品の知識・技術及び販売ノウハウと、BMSIの知名度や 強力な販売網を融合させることにより、アジア地域における同社の事業をさらに発展・拡大。
   
BMSI社の生産設備を、将来のアジアにおける同社の生産拠点として活用。
   

同社は今後、アジア事業全体を統括する会社をシンガポール、クアラルンプール等を候補として新設し、成長市場であるアジア地域における事業拡大を更に進めることを目指す。

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同社は1962年に日本で初めてとなるドリンク剤「リポビタンD」を発売し、翌1963年には海外進出を開始、以来、香港、台湾、マレーシア、フィリピン、インドネシア、タイ、ベトナム、中国、米国、英国に現地法人を設立し、「エナジードリンク」という新しい市場を形成し、ドリ ンク剤市場の国際的リーダーとしての地位を確立した。
台湾、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ベトナム、上海では、現地に生産拠点も構えている。

医療用医薬品の分野では、主力製品であるマクロライド系抗生物質「クラリス」を米国アボット社を通じて世界約130カ国以上で販売している。

今後は成長が見込まれるアジア地域でのセルフメディケーション事業の戦略的強化、ブランドの構築に取り組む。

 


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