中国有色金属建設(NFC:China Nonferrous Metal Industry's Foreign Engineering and Construction Co.)は豪州の銅・ボーキサイト・金などの採鉱会社Ord River Resources とのJVのSino Australian Resources (Laos) でラオスでボーキサイトの採鉱を行っている。
SARCOはNFCが51%、ORDが49%を出資し、NFCが運営を担当している。
現在、南ラオスのBolaven Plateau で574km2の採掘権を持ち、LSIと密接に協力し、開発中で、更に867km2を申請している。
ボーキサイトの埋蔵量は20億トンと推定されている。
このJV(SARCO) が10月29日、ラオスのSahabolisat Lao Bolikarn Ltd (LSI:Lao Service Incorporation Ltd)との間でボーキサイト採掘・アルミナ生産のための合弁契約を締結した。
新しいJVはSARCO が51%を出資、LSI は残り49%を出資するが、LSIの出資部分の一部はラオス政府が引き受ける。
JV設立で、ボーキサイトの開発段階から実際の採掘に移行する。
JV契約によれば、
・年産60万トンのアルミナ工場を建設する。現在の予想で建設費は5億米ドル。
・FS結果にもよるが、将来必要になれば能力を180万トンに拡張する。
・FSは18ヶ月で完成させる。
・建設資金は中国の銀行を含む商業銀行と各国の開発銀行から調達する。
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中国有色金属建設は中国国内及び海外で非鉄金属資源の開発を行っている。
海外プロジェクトには以下のものがある。
カザフスタン | アルミ精錬計画 | 年産25万トンのアルミ精錬所を2期に分けて建設 |
ザンビア | Chambishi 銅鉱山 | |
ベトナム | Sin Quyen 銅鉱山 | |
イラン | Yazd 亜鉛精錬 | |
Faryabフェロアロイ工場 | ||
Arakアルミ精錬 | ||
Jajarmアルミナ工場再建 | 1999年に28万トン能力が完成したが不具合で動かず。 再建を担当、2002年に稼動。 | |
Khatoon Abad 精銅工場 |
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