三井化学の増資 続報

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2009年11月13日の取締役会で増資の決議を行ったと発表した。株数で29%増、総額643億円もの多額の増資となる。

2009/11/16 三井化学、増資

三井化学は11月24日、発行価格を発表した。
同日の株価 205円から3.41%ディスカウントし、198円となった。(払込は189.8円)
(引受人は払込金額で買取引受けを行い、発行価格で募集を行う)

増資発表前日の終値は288円であった。
同社では手取りを279.5円として、総額を643億円とみていた。

増資発行で需給の悪化を懸念した売りが続いた。
ヘッジファンドなどが発行価格の引き下げを狙って値決め前に同社株を信用取引で売り、価格決定後に買い戻す動きがあったという。

発表後の翌取引日の11月16日の終値は243円と13.2%の大幅値下がりとなったが、その後も19日には223円に下がり、24日は安値204円、終値205円となった。

同社株の10年来最安値は本年3月3日の一時201円で、終値最安値は同じく3月3日の206円であった。
11月25日に一時198円となり、10年来最安値を更新した。

この結果、手取概算額合計上限は 433億円と、当初予定より210億円もの大幅減少となった。

同社では、投資計画には変更なく、調達不足分は借入なども検討するとしている。


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