国土交通省は1月29日、昨年12月度の建築着工統計調査報告を発表した。
それによると、12月の住宅着工は69.298戸で、年間を通じて毎月、前年を大きく下回った。
2007年6月20日の改正建築基準法の施行で同年8月、9月は着工が大幅に減少したが、2009年はこの年をも下回った。
暦年合計では788,410戸となった。2006年までは120万戸程度、その後の2年はなんとか100万戸を維持してきたが、昨年はこれを大きく下回った。
なお、1996暦年は1,643千戸であった。昨年はこの半分以下となった。
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80万戸を下回るのは1964年(751,429戸)以来、45年ぶり。
1980年以降、住宅着工とPVCの国内出荷数量に相関関係が見られる。
(それ以前は住宅用のPVC用途が少なかったためと思われる。)
1996年のPVCの国内出荷は2,012千トンであったが、2009年は960千トンで、1996年の48%となった。
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