DuPont Danisco Cellulosic Ethanol LLC (DDCE)は2月5日、テネシー州Vonoreでセルロース系エタノール実証施設の開所式を行った。
同社はDuPont とデンマークの食品材料メーカー Daniscoの
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参考 2008/5/9 木くずからバイオディーゼル
同施設では年間25万ガロン(約95万リットル)のエタノール製造が可能だが、狙いは大量生産用の技術を最適化することにある。
テネシー大学のバイオ燃料イニシアティブがセルロース系エタノールを精製するバイオリファイナリーの開発のパートナーとして同社を誘致した。
テネシー大学バイオ燃料イニシアティブは、テネシー大学研究財団所有の営利目的のGenera Energy LLCの支援を受けて燃料開発のサプライチェーンを構築している。
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DDCEは2008年5月にDuPont とデンマークの食品材料メーカー DaniscoのGenencor division の50/50JV として設立された。
Daniscoはデンマークに本部を置く機能性食品素材メーカーで、40ヶ国以上に9,700名の従業員を有する。
製品には、乳化剤、安定剤、酵素、酸化坑止剤、カルチャー、機能性甘味料、機能性素材、食物繊維などがある。
Genencor事業部は工業用酵素の開発と製造を担当、世界最大のバイオ技術会社の一つ。
革新的な酵素およびバイオソリューションについて、洗濯用洗剤から輸送燃料におよぶ多種多様な産業による環境への影響を軽減させるために、性能を改良し開発・販売を行っている。
最初の3年間に1億4000万ドルを投資する計画で、まずトウモロコシの茎や芯とサトウキビバガスを原材料とし、将来は、麦わら、様々なエネルギー作物、他のバイオマスを含む多数のリグノセルロース系原料をターゲットとする予定。
統合化されたセルロース系エタノール製造技術システムは以下の通り。
・ | トウモロコシの茎葉部分の前処理 植物の幹からリグニンを分離して、含まれるセルロースが次工程で利用できるようにする。 DuPontが米エネルギー省のNational Renewable Energy Laboratory(NREL)との連携して開発した前処理工程技術を使用。 |
・ | 酵素加水分解プロセス。 セルロース系原料を発酵可能な糖に変換する。 Genencorのバイオマスから糖類への高い変換率を可能にする酵素および生産基盤技術を使用。 |
・ | DuPontとNRELの連携によって開発された独自のEthanologen技術。 糖類を発酵して高い濃度のセルロース系エタノールを生成 エタノール生成細菌ザイモモナス菌(Zymomonas mobilis)に基づくもので、副産物を少量に押えて、原料に含まれた糖類を高効率でエタノールに変換する能力を有する。 |
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http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htmにあります。
各記事の「その後」については、上記目次から入るバックナンバーに付記します。
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