Reliance Industries は6月24日、米国のPioneer Natural Resources CompanyとJVを設立し、PioneerのEagle Ford Shaleの45%を取得すると発表した。
同社はさきにMarcellus Shaleエリアでの権益を取得しており(下記)、米国での2番目のShale権益確保となる。
現在この計画に16%の権益をもつNewpek LLCも権益の一部を譲渡、JVの比率はPioneerが46%、Reliance が45%、Newpekが9%となる。
JVは289千エーカーの鉱区のうちの91%の権益を保有する。
Relianceは対価として13.15億ドルを支払う。
263百万ドルの前払いに加え、今後4年間のPioneerとNewpekが支払うべき投資資金の75%分の10.52億ドルをその都度支払う。
Eagle Fordは南テキサスにあり、品質がよく、立地が便利なことから、北米で最も魅力的な非在来型石油資源の一つとされている。(地図)
Pioneer は開発地域では1,750以上の井戸を掘り、10 tcfe (Trillion Cubic Feet Equivalents)を得ることを想定している。(Reliance持分 4.5 tcfe)
Pioneer Natural Resources は1997年にParker & Parsley Petroleum Company とMESA Incの合併で誕生した。
コロラドやテキサス州のほか、アラスカでは North Slopeで独立系では最初に石油を掘削した。チュニジア(陸上)や南ア(沖合い)でも石油の掘削をしている。
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Reliance Industries は2010年4月9日、米国のAtlas Energy, Inc.との間で米国ペンシルベニア州のMarcellus Shaleエリアでのシェールガス開発でAtlasの権利の40%を取得する契約を締結したと発表した。
ここでは、3000以上の井戸を掘り、13.3 tcfe (Trillion Cubic Feet Equivalents)を得ることを想定している。(Reliance持分 5.3 tcfe)
2010/4/15 Reliacne Industries、Atlas Energy と組んで Marcellus Shale を開発
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三井物産は本年2月16日、三井石油開発とのJVのMitsui E&P USA を通して、Anadarko Petroleum が 米国ペンシルベニア州のMarcellus Shaleエリアにおいて開発・生産中のシェールガス事業に参画すると発表した。
住友商事も2009年12月15日、米国の独立系開発会社であるCarrizo Oil & Gasが米国テキサス州Barnett Shale fieldに保有している天然ガスコアエリア開発プロジェクトに12.5%参加した
http://knak.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-2727.html
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