三菱ケミカルホールディングス
信越化学の営業損益を大きく上回る好業績となった。
百万円 | |||||||||||||||||||||||||
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当期より、主にケミカルズ及びポリマーズセグメントの国内連結子会社(三菱レイヨン及び同社子会社を除く)について、減価償却方法を従来の定率法から定額法に変更した。
この結果、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益がそれぞれ3,107 百万円増加している。
2010年3月末に三菱レイヨンを連結子会社とした。(10月1日に完全子会社とする)
セグメント別営業損益は以下の通り。
営業損益 億円
08/1Q 09/1Q 10/1Q 増減 Elecronics Applications 57 -9 29 38 Designed Materials 8 -8 99 107 ヘルスケア 266 252 290 38 ケミカルズ 24 -29 121 150 ポリマーズ 10 -281 94 375 その他 14 3 -4 -7 全社 -35 -33 -21 12 合計 346 -106 608 714 三菱レイヨンはDesigned Materials (炭素繊維、化学繊維)、ケミカルズ、ポリマーズ、その他に含む。
営業損益内訳は、MMA関連が58億円、炭素繊維が -6億円、AN関連が15億円、繊維が-2億円、その他となっており、他に退職給付会計数理計算上差異が-16億円ある
このほか、Designed Materialsの樹脂加工品には、2009年9月に連結子会社とした日本合成化学工業と三菱樹脂のQuadranを含む。三菱レイヨンの業績は以下の通り。
百万円
売上高 営業損益 経常損益 当期損益 08/1Q 91,336 2,341 3,513 1,223 09/1Q 62,180 -5,683 -6,304 -5,257 10/1Q 112,011 4,830 4,195 388 増減 49,831 10,513 10,499 5,645 三菱レイヨンは2009年5月28日にLucite International の買収を完了した。
2009年1Qは1ヶ月分のみ算入、本年はフルに算入。田辺三菱製薬の業績は以下の通り。
百万円
売上高 営業損益 経常損益 当期損益 08/1Q 108,249 25,389 25,940 14,648 09/1Q 100,786 22,585 23,067 11,388 10/1Q 108,761 26,581 26,790 14,669 増減 7,975 3,996 3,723 3,281 同社および連結子会社のバイファが薬事法違反による行政処分(業務停止処分ならびに業務改善命令)を受け、同社は4月17日から5月11日まで業務停止となった。
なお、上期予想については、当期損益を当初予想の160億円から倍の320億円に見直したが、通期予想については、「下半期は不透明感が強いため、現時点では通期を想定することは確信できない」とし、当初予想の410億円を据え置いた。
「補助金打ち切りに伴う自動車減産の影響や、米国や中国の経済環境が心配」としている。
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旭化成
百万円 | |||||||||||||||||||||||||
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営業損益 億円
08/1Q 09/1Q 10/1Q 増減 ケミカル 91 22 153 131 住宅 -37 -30 -9 20 医薬・医療 90 31 33 3 繊維 12 -15 12 27 エレクトロニクス 45 -6 52 58 建材 3 0 3 4 その他 13 4 3 -1 全社 -23 -10 -20 -10 合計 194 -3 228 232
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JSR
百万円 | |||||||||||||||||||||||||
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営業損益 億円
08/1Q 09/1Q 10/1Q 増減 エラストマー 30 -50 31 81 エマルジョン 0 合成樹脂 6 -12 6 18 多角化事業 103 30 63 33 合計 140 -32 100 132 新セグメント区分ではエマルジョンをエラストマーに包含する。
また、化成品を多角化事業からエラストマーに移管。
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