中国人民銀行は6月19日、「人民元相場の弾力性を強化する」との声明を発表、 2008年8月から固定していた人民元を再び管理フロート制に戻した。毎日発表する基準値に対し、±0.5%の変動を認めるもの。
7月2日には6.7711人民元/$と、6月18日比で0.83%の元高となったが、その後は横這い状態が続いた。
8月9日は一時 6.7644人民元、終値は6.7671人民元(0.88%高)と最高値を更新し、再び元高に向かうと思われた。
しかし、その後の4日間は連続下落となり、13日終値は6.7957人民元と、6月18日比で0.47%の元高に戻った。
12日には中国人民銀行の発表する基準値は、前日実績に全く関係なく、6.8015人民元と大幅元安に設定しており、取引にも当局の介入が入ったと見られている。
市場では「中国当局は成長の柱の輸出減速を避けようと、元高阻止を図っているのでは」との見方が出ている。
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