力恒化繊科技、ポリアミド-6の第二工場建設でLurgi と契約

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福建省のナイロンヤーンメーカーの力恒化繊科技(Li Heng Chemical Fibre Technologies) はこのたび、ポリアミド-6の第二工場建設でLurgi と契約した。

子会社の力恆錦LiHeng (Changle) Polyamide Technology が福建省長楽市濱海工業区に建設する。
同社は2009年に
Lurgi からZimmer2段階法を導入し、日産200トン(年産70千トン)のポリアミド-6プラントを稼動させているが、今回、隣接して100千トンプラントを建設する。

Lurgi 1991年に英国のDavy-McKeeからZimmerを買収した。

建設費は約1億ドルで、2011年の第4四半期の完成を目指す。

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力恒化繊科技は2003年に長楽市金峰工業区に力源(Liyuan)工場、2005年に同市濱海工業区に力恒Liheng)工場を建設、ナイロンヤーンの製造を開始、 力源力恒のブランドで販売している。

2007年に能力は92,400トン、2008年に167,200トンとなり、この時点でポリアミド-6の建設を決定、2009年に稼動させた。

2010年にはナイロンヤーンの能力は257,000トンとなり、ポリアミド-6の第二工場の建設を決定した。

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中国商務部は本年4月に、米・EU・ロシア・台湾原産の輸入ポリアミド-6に対してダンピングを認定、ダンピング課税を行った。20094月から調査を行っていた。

ダンピング税率は米国品(BASFほか)が29.396.5%EU品が8.023.9%、ロシア品が5.923.9%、台湾品が4.023.9%となっている。

中国は米・伊・英・仏・台湾原産の輸入ポリアミド-6.6についても2009年10月にダンピングの認定をしている。

 


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