7月の輸入ナフサ通関価格下落

| コメント(0)

財務省が30日発表した7月のナフサ通関実績によると、1kl当たり輸入単価は42,331円で、前月比4,090円安となった。
前年同月比では4,431円高となっている。

最近の東京市場のOpen-spec ナフサのスポット価格は以下の通り。

2月は下がったが、1月730ドル、3月735ドル、4月755ドルと上昇、5月に入り中旬から急落し、平均では700ドルを下回り、6月、7月は更に下がっている。

ナフサは2ヶ月後入着とされているため、7月の通関価格の下落は5月頃のスポット価格を反映しており、円高も含め、今後暫く低水準になると思われる。
(実際の輸入ナフサは油種や購入先、契約時期、契約条件などが異なるため、スポット価格平均とは合致しない。傾向が分かるだけ。)

なお、ベースとなるWTI原油の最近(2009年夏以降)の価格はほぼ景気動向の見通し(≒NYダウ平均)に合わせ上下している。


目次、項目別目次
    
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htmにあります。

  各記事の「その後」については、上記目次から入るバックナンバーに付記します。


 

コメントする

月別 アーカイブ