東洋エンジニアリングは9月29日、韓国のHonam Petrochemical(湖南石油化学)が中国浙江省嘉興市に建設予定のエタノールアミン製造設備を受注したと発表した。
能力は年産50千トンで、2012年第1四半期に完工予定。
国際入札の結果、中国や韓国のコントラクターを押さえ、ユーティリティ、付帯設備を含め、設計、機器資材の調達、建設までの一括請負した。
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ロッテグループのHonam Petrochemicalは中国進出を進めている。
同社は2006年10月に中国企業を買収し、嘉興湖石工程塑料有限公司を設立した。
2009年秋にポリプロコンパウンドの第一期(能力17千トン)をスタートさせた。現在、25千トンへの増設を実施中で、間もなく完成する。
エタノールアミン工場はここに建設する。
北京にABSとPPなどの高機能性コンパウンディング工場の新設も検討している。
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Honam Petrochemicalは2007年に山東省の維坊亞星化学(Weifang YAXING Chemical)に10%出資した。(他の韓国1社が1%出資)
亞星化学とHonam Petrochemicalは塩素化ポリエチレンの 50/50 JV、維坊亞星ロッテ化学(Weifang Yaxing Lotte Chemical)を持ち、2005年に40千トンでスタートし、最近45千トンに拡張した。
2007/10/20 韓南石油化学、中国企業に出資
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Honam Petrochemical と中国の三江精細化工はエチレンオキサイド(EO)の製造のため、JVのSanjiang Honamを設立している。
三江精細化工はEOとAEO界面活性剤のメーカーで、浙江省嘉興市にEO 120千トン、界面活性剤200千トンの工場を持っている。EOについては現在、第三期の60千トンプラントを建設中。
JVのSanjiang HonamではEO 100千トンを2010年末に建設を開始、引き続き第二期100千トンを建設する。
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Honam Petrochemicalは1976年に韓国政府出資の麗水石油化学と、三井石油化学、三井東圧、三井物産、日本石油化学出資の投資会社の第一化学との50/50出資で設立された。
その後、第一化学の出資比率は33.64%となり、2002年12月に持株売却を完了し、解散した。
現在はロッテグループの子会社となっている。
2006/4/11 韓国の石油化学-2
なお、三井化学は10月5日、韓国でポリプロピレン触媒事業を展開するため、湖南石油化学と合弁会社を設立すると発表した。
両社の50/50出資で湖南三井化学を設立、湖南石化第3工場内に三井化学のPP触媒製造技術で触媒工場を建設し、両社から汎用PP触媒の製造を受託する。
三井化学が初めてPPプロセスをライセンス供与したのが湖南石化で、両社は、このPP事業で良好な関係を構築しているという。
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