三菱ケミカルホールディングス、住友化学、三井化学、旭化成、東ソーの総合化学5社と、高収益の信越化学の中間決算を対比した。
2010年9月中間と2010年3月予想で、営業損益と経常損益では三菱ケミカルが信越化学を上回るが、当期損益では信越化学が上回っている。
中間決算では、
①信越化学に上期に移転価格課税に対する日米相互協議の合意により、10,663百万円の過年度法人税等戻し入れがあり、それだけ税引後損益が増大した。
②三菱ケミカルは中間決算の連結税引後損益が659億円あるが、このうち220億円が少数株主利益で、ネットは440億円。
これに対し、信越化学は少数株主利益が9億円しかなく、ほぼ全てが信越株主の純利益となる。
年間損益でも①は本年だけだが、②は今後も影響する。
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