各社とも、「セグメント情報等の開示に関する会計基準」を適用し、セグメント区分を見直した。
「マネジメント・アプローチ」と呼ばれる方法で、企業が経営者の意思決定や業績評価に使用する情報に基づいてセグメント情報を開示することとなった。
必ずしも製品区分別ではないため、従来よりも企業間の比較が難しくなる。
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宇部興産
ラクタムチェーンと機能品(リチウムイオン電池用電解液・セパレーターなど)が好調。
単位:億円 (配当:円) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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従来、医薬品は機能品・ファインセグメントに含まれていたが、本年4月の医薬品事業部新設に伴い、分離した。
2010年3月期は新区分に置き直した。
営業損益対比 億円 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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化成品・樹脂 カプロラクタム、ナイロン樹脂、工業薬品、合成ゴム等 機能品・ファイン ファインケミカル、機能性材料等 医薬 医薬品原体・中間体 建設資材 セメント、クリンカー、生コンクリート、建設資材製品、
カルシア・マグネシア、機能性無機材料等機械・金属成形 一般産業用機械、橋梁、アルミホイール等 エネルギー・環境 石炭の輸入、販売、コールセンターの運営、
電力卸供給事業(IPP)を含む電力供給事業
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クラレ
上期として営業利益、営業利益率が過去最高。
樹脂・化学品ともに年初想定以上の業績で、繊維も回復基調。
アジア(特に中国)市場の伸び、欧州現地生産事業の競争力向上
液晶材料調整の影響は限定的、固定費削減効果
年度では営業損益は前年比215億円の増益を予想。増配。
単位:億円 (配当:円) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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営業損益対比 億円
09/9中 10/9中 差異 11/3予 樹脂 169 252 83 505 化学品 -13 34 47 90 繊維 -16 0 16 -5 トレーディング 7 15 8 30 その他 19 24 5 45 全社 -69 -72 -3 -145 合計 97 254 157 520
新区分
樹脂 ポバール、PVB、エバール等の機能樹脂、フィルム 化学品 メタクリル樹脂、イソプレン関連製品、ジェネスタ、メディカル関連製品 繊維 合成繊維、人工皮革、不織布等 トレーディング 合繊、人工皮革等の加工・販売、グループ製品販売 旧区分
化成品・樹脂 ポバール、EVOH 樹脂「エバール」、メタアクリル樹脂、熱可塑性エラストマー 繊維 ビニロン、ポリエステル、人工皮革「クラリーノ」、不織布事業 機能材料・
メディカル他オプト事業(プロジェクションテレビ用スクリーン)、
メディカル事業(歯科材料、コンタクトレンズ、医療器材)
機能性材料(耐熱性樹脂「ジェネスタ」、大孔径中空糸膜)
クラレケミカル㈱活性炭事業、その他
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東レ
環境エンジニアリングを除き、増収増益となった。数量増の影響が大きい。
単位:億円 (配当:円) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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営業損益対比 億円
10/3 09/9中 10/9中 差異 11/3予 繊維 163 28 136 108 275 プラスチック・ケミカル 116 36 121 85 210 情報・通信機器 250 74 213 139 380 炭素繊維複合材料 -53 -10 12 23 10 環境・エンジニアリング 39 -3 -15 -12 40 ライフサイエンス 27 6 33 28 60 その他 9 1 4 3 15 全社 -149 -76 -78 -3 -160 合計 402 55 425 370 830
差異理由
数量差 +507
石化原料由来製品のコストアップ -187、同値上げ +126、<ネット -61>
石化原料由来製品以外の価格変動(ネット) -55
その他費用 -20
合計 +370旧セグメントで「ライフサイエンスその他」となっていたのを、「ライフサイエンス」と「その他」に区分。
これまで配賦していた本社研究費等を配賦せず、本社費とした。
繊維 ナイロン・ポリエステル・アクリル等の糸・綿・紡績糸及び織編物、不織布、
人工皮革、アパレル製品プラスチック・ケミカル ナイロン・ABS・PBT・PPS等の樹脂及び樹脂成形品、ポリオレフィンフォーム、
ポリエステル・ポリプロピレン・PPS等のフィルム及びフィルム加工品、
合成繊維・プラスチック原料、ゼオライト触媒、医・農薬原料等のファインケミカル、動物薬
(但し、下記「情報通信材料・機器事業」に含まれるフィルム・樹脂製品を除く。)情報通信材料・機器 情報通信関連フィルム・樹脂製品、電子回路・半導体関連材料、
液晶用カラーフィルター及び同関連材料、
プラズマディスプレイパネル用材料、磁気記録材料、印写材料、情報通信関連機器炭素繊維複合材料 炭素繊維・同複合材料及び同成形品 環境・エンジニアリング 総合エンジニアリング、マンション、産業機械類、環境関連機器、
水処理用機能膜及び同機器、
住宅・建築・土木材料ライフサイエンス 医薬品、医療製品
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日本ゼオン
各セグメントとも、前年同期の赤字から黒字に転換。特に合成ゴム、ラテックスの増益が大きい。
単位:億円 (配当:円) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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営業損益対比 億円
10/3 09/9中 10/9中 差異 11/3予 エラストマー素材 93 -7 139 146 217 高機能材料 3 -6 45 52 66 その他 -3 -4 3 7 5 全社 0 0 1 0 0 合計 93 -17 188 205 288
損益差異内訳
数量差 131、売価差 121、為替 -33、
原料・原価 -26、本社費等 -12、コストダウン 24
エラストマー素材 合成ゴム、合成ラテックス、
化成品(C5石油樹脂、熱可塑性エラストマー等)高機能材料 化学品(合成香料、有機合成薬品等)、
情報材料(電子材料、トナー関連製品等)、
高機能樹脂(シクロオレフィンポリマー樹脂、シクロオレフィンポリマー成型品)その他 RIM配合液、RIM成形品、医療器材、ブタジエン抽出技術等、
塩ビコンパウンド、包装物流資材、住宅資材、その他
目次、項目別目次
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htmにあります。
各記事の「その後」については、上記目次から入るバックナンバーに付記します。
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