Bayer は11月18日、成長と技術革新の向上のための戦略を発表した。
同社では、成長と技術革新の向上のため、今後リソースを投下する分野として、次の2つをあげる。
①ヘルスケア、農薬関連の領域における新製品の研究、開発、マーケティング
②中国を中心とする新興市場における事業拡大
しかし、売上と利益は後発品の浸透、開発コストの上昇、医療制度の改革の影響を大きく受けており、Marijn Dekkers社長は、「当社の成長領域の拡大のための資金を確保するには、リソース配分の見直し、効率性の改善、コスト削減の必要」としている。
さらなる成長への投資を増やすために、2013年より年間8億ユーロのコスト削減を計画している。そのうちの半分は再投資される。
2012年末までに約10億ユーロの一時的な損失処理を行う。
本プログラムに関連して、Bayerグループ全体の108,700名の従業員のうち、ネットで約2,000名を2012年末までに削減する。
約4,500名(内1,700名はドイツ国内)を削減するとともに、新興市場を中心に約2,500名を雇用する。
Dekkers社長は次のように述べている。
Bayerは3つの事業グループにおいて事業拡大の潜在性を有している。
この潜在性をさらに具体化していくために既存のリソースを集約し、組織改変の必要がある。
これが、成長と技術革新、例えば医療用医薬品の新製品、バイオサイエンス事業、そしてアジア地域における生産能力の拡大などを対象とする持続可能な投資を実現するための唯一の方策である。
関連する組織縮小は容易なことではないが、必要。
技術革新の強化と管理の簡素化によりBayerがより良い、そしてスピーディーに対応できる企業になることができると確信する。
同社の業績は以下の通り。
単位:百万ユーロ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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単位:百万ユーロ | ||||||||||||||||||
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同社にとり、中国は数年で3番目の大市場となった。
2005年 12億ユーロ → 2009年 21億ユーロ
同社では中国の今後のインフラ投資で、同社の製品に大きなチャンスがあるとみている。
鉄道、電気自動車、環境保護、再生エネルギー・クリーン技術、
ヘルスケア、都市インフラ、地方インフラ
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