インドネシアのガス鉱区、PertaminaやExxon Mobilなど4社で開発

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インドネシア政府は、同国西北部沖にあるアジア最大級の天然ガス鉱区East Natunaを、国営Pertamina と米Exxon Mobil、仏Total 、マレーシアのPetronasの4社が共同で開発すると発表した。総事業費は520億ドルに達する見込み。

4社が開発するのは、ボルネオ島とマレー半島の間の海域のNatuna諸島沖の海底鉱区。埋蔵量は46兆立方フィートに及び、Pertaminaによるとアジア最大の規模という。

Pertaminaでは来年上期にproduction-sharing contract を締結し、2021年に生産を開始したいとしている。
Pertaminaではマジョリティを得て、オペレータになることを希望している。
Petronas30%程度の出資を希望している。

Natuna D- Alphaと呼ばれた同鉱区は1973年に発見され、7年後にExxonが開発権を取得した。
埋蔵量が膨大な一方で、二酸化炭素の含有量が多いのが難点。
ExxonPertaminaは1990年代に開発することを決めたが、需要の低迷で中断した。
両社はその後も開発をめざしたが莫大な事業費が障害になっていた。このため
TotalPetronasが参加する新らな枠組みを作った。

Natunaの西側のWest Natuna では国際石油開発帝石(Inpex)がConocoPhillipsChevronとともにガス田を開発している。

Inpexでは「南ナトゥナ海B鉱区」と呼んでいる。
同社は
19777月に既発見のUdang油田を含む南ナトゥナ海B鉱区の権益を17.5% 取得、さらに、19941月に同鉱区の17.5%の権益を追加取得し、参加権益比率を35%
とした。
その後、
Belanak油・ガス田、 Hiuガス田、North Belutガス田、Belida油・ガス田、Sembilang油田、Kerisi油ガス田などの油・ガス田を続けて発見している。

ConocoPhillips40%Chevron25%を保有、前者がオペレーターとなっている。

1979年以降原油の生産を続けており、ガスに関しては、19991月にインドネシア初の海外向けパイプラインによるシンガポール向けガス販売契約を締結し、2001年より供給している。
さらに
2002年には、新たにマレーシア(本土)向けのガス販売を開始した。

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Inpexはインドネシアではこのほかに3つのプロジェクトを行っている。(* オペレーター)

マハカム沖鉱区およびアタカユニット(原油、天然ガス:生産中)  

マハカム沖:Inpex 50%、*TOTAL 50%
アタカユニット:Inpex 50%、*Chevron 50%

マセラ鉱区(アバディ) (ガス・コンデンセート:準備中)

マセラ:*Inpex 90%、EMP Energi Indonesia 10%

Inpexは12月21日、生産規模を4割縮小する計画がインドネシア政府の承認を得たと発表した。
技術的に難しい洋上LNG基地方式を採用しているため。
当初の年450万トンの計画を、年250万トンでスタート、段階的に引き上げる。

ベラウ鉱区ータング LNGプロジェクト:2009年7月よりLNG供給を開始) 

ベラウ:MI Berau 22.856%*BP 48.0%日石ベラウ 17.144%KGベラウ 12.0%
タングーユニット:MI Berau 16.3%、*BP 37.16%
CNOOC 13.9%日石ベラウ 12.23%
           KGベラウ・KGウィリアガール 10.0%、LNG Japan 7.35%
Talisman 3.06%

 MI BerauはInpex 44%、三菱商事 56%JV


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http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htmにあります。

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