米商務省は1月19日、12月の住宅着工件数を発表した。
季節調整済みの年率換算で529千戸で、550千戸程度との市場予想を下回った。
前月比で4.3%の減、前年同月比で8.2%の減となった。
しかし、先行指標となる住宅着工許可件数は前月比16.7%大幅増の年率635千戸となった。
2010年の年間合計では587.6千戸となった。1959年の統計開始以来の最低記録を更新した2009年と比べ、33.6千戸の増加となったが、2008年と比べるとまだ、65%の低い水準である。
米国経済の他の分野では改善兆候が見られているにもかかわらず、住宅建設業者は引き続き悲観的見方を維持している。
回復にはかなり時間がかかりそうだ。
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日本も同様で、2007年6月の改正建築基準法の施行で着工件数は同年秋に激減した。
その後若干の回復を見たが、2009年以降はその低水準で推移している。
(2010年も810千戸程度の予想で、1996年の半分。)
付記 2010年暦年は813千戸となった。
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