12月決算会社の決算

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旭硝子

営業利益・経常利益・当期純利益で過去最高益を更新。

国内の固定資産の償却方法を定率法から定額法に変更(海外は以前から定額法)、これにより、営業損益は242億円、経常損益は244億円増加となった。

単位:億円 (配当:円)
  売上高 営業損益 経常損益 当期損益   配当
中間 期末
2008/12 14,443 1,540 1,098 392 12 12
2009/12   11,482 867 872 200 8 8
2010/12 12,889 2,292 2,268 1,232 12 14
前年比 1,407 1,425 1,396 1,032 4 6
(前々年比) (-1,554) (752) (1,171) (840) (0) (2)
2011/12 13,500 2,200 2,150 1,300 13 13

営業損益対比(億円) 

売価下落、原燃料価格上昇のなかで、販売数量増の影響が大きい。
(特に上半期に数量増で700億円の益)
電子・ディスプレイは日本で1,161億円、アジアで741億円の益。

  2008/12 2009/12 2010/12 前年比 うち
償却変更
ガラス 187 -350 212 562 53
電子・ディスプレイ 1,266 1,269 1,899 630 127
化学 39 -77 152 229 61
50 20 30 10 2
全社 -1 5 -1 -5  
合計   1,540  867  2,292   1,425 242
 
前年比増減
  内訳
販売増、品種構成   985
売価  -450
原燃料価格 -102
減価償却方法変更 242
コストその他 750
合計 1,425

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昭和電工

4年に一度の定期修理の石油化学を除き、前期比増益となった。

単位:億円 (配当:円)
  売上高 営業損益 経常損益 当期損益   配当
中間 期末
2008/12   10,039 268 98 25 0 5
2009/12 6,782 -50 -223 -380 0 3
2010/12 7,972 387 305 127 0 3
前年比 1,190 437 528 507 0 0
(前々年比) (-2,067) (119) (207) (103) (0) (0)
2011/12 8,700 450 380 210 0 3

営業損益対比(億円) 

石化は4年に一度の定修で販売数量減だが価格上昇で増収になった。(数量減で減益)
電子・情報、無機材料、アルミほかは販売数量増で増収増益。

  2008/12 2009/12 2010/12 前年比  
石油化学 -13 80 49 -31 オレフィン減益(定修)、有機増益
化学品 53 4 36 32 AN増益、工業ガス増益
電子・情報 93 -98 146 244 HD、化合物半導体、特殊ガス、レアアース増益
無機材料 192 36 93 57 セラミックス、電極増益
アルミニウム他 -2 -42 93 135 圧延品、押出・機能材、アルミ缶ほか増益
全社 -55 -30 -30 0  
合計   268  -50  387   437 数量増 458、価格 -20、コストダウン 153、その他 -153

ーーー

中外製薬

一般医薬品は薬価改定分を補って増収増益となったが、タミフルが大幅減収となり、全社では減益となった。

単位:億円 (配当:円)
  売上高 営業損益 経常損益 当期損益   配当
合計 一般 タミフル 中間 期末
2008/12   3,269  3,185 84 516 573 393 15 19
2009/12 4,289 3,527 762 826 900 566 17 23
2010/12 3,795 3,613 182 662 651 414 17 23
前年比 -494 86 -580 -164 -253 -152 0 0
(前々年比) (526) (428) (98) (147) (78) (22) (2) (4)
2011/12 4,030 3,908 122 750 755 425 20 20

タミフルの出荷の多い年は営業利益も増加している。

なお、中外製薬の親会社のRocheでも、2009年にTamifluの売上高はインフルエンザの流行で32億スイスフラン(2400億円)に急増したが、2010年には8.73億スイスフラン(750億円)に激減している。


目次、項目別目次

 http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htmにあります。

各記事の「その後」については、上記目次から入るバックナンバーに付記します。


コメント(3)

はじめまして。

偶然、こちらのサイトを読む機会に恵まれました。

私は、主婦なので毎日のように捨てている「野菜保存袋(葉物やブロッコリー等が入っている。)」がもったいなくてしようがありません。

両親も野菜を直売所に出荷するさいに使っていますが、値札シールの剥がし跡があったり、一度詰めたものは再使用できません。(家庭用に再使用はしていますが。)

確かにこの袋、野菜は長持ちするので重宝ですが、あまりにもったいないと思っています。ペットボトルのようにリサイクルはできないものなのでしょうか?それとも、どこかではリサイクルされているのでしょうか?

化学の知識がないのですが、そのあたりのことを教えていただけませんか?

http://www.pof.or.jp/poly01/ をご覧ください。

PETボトルのように一般的でないため、回収のための費用なども問題になると思います。

日本ポリオレフィンフィルム工業組合に問い合わせてみられたらいかがですか。
Tel:03-3639-8936   Fax:03-3661-9279

早速、お返事ありがとうございました。

教えていただいたHP読んで、少し勉強してみます。

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