BHP Billiton、米シェールガス鉱区を買収

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BHP Billitonは2月22日、Chesapeake Energyからアーカンソー州のFayetteville Shaleの権益全てとパイプラインを47.5億ドルで買収すると発表した。

同社では、これは将来の開発で量的拡大が見込める大規模・長期・低コストの資産に投資するという戦略に沿ったものであるとしている。
また、地理的、需要家、製品の多様化というゴールにも合うものとする。

買収するFayetteville shale 資産はアーカンソー州の約487千エーカーの鉱区のリースと天然ガス資産で、現在、日量4立方フィートのガスを生産しており、40年間にわたりより多くの生産が見込まれる開発オプションを含んでいる。

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Chesapeake Energyの現在の鉱区は以下の通り。

このうち、Eagle Ford Shale については中国のCNOOC60万エーカーのリース権益の33.3%を購入している。

       2010/10/18  CNOOC、テキサス州のEagle Ford Shale projectに参加   



目次、項目別目次

 http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htmにあります。

各記事の「その後」については、上記目次から入るバックナンバーに付記します。


コメント(5)

(浅はかな記憶で恐縮ですが)シェールガスの採掘には大量の地下水が必要で、環境汚染の可能性が高いとかいう反対団体の意見もあったと思いますが、この辺の課題はクリアされているのでしょうか?
最近巨大企業が相次いで、北米シェールガス権益を買っていますが、Deepwaterではなく、米本土の陸地なので少し気になりました。

依然、問題はあると思います。

NHKで次の番組の再放送をするようです。

第3回 もう一度見たい! 世界のドキュメンタリー
ガスランド ~アメリカ 水汚染の実態~ 前編 (再)
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/101213.html

BS 2011年3月11日 金曜 午後11:00~11:50

デラウェア河上流の森は、ニューヨーク州とペンシルベニア州に飲料水を供給する大水源地帯だ。そこに暮らすジョシュの家に、地元のガス開発会社から、土地を借り受けたいという手紙が届いた。約8ヘクタールの私有地の鉱業権と引き換えに、10万ドルの報奨金をもらえるという好条件だ。

いまアメリカでは、従来は採算が合わないとされてきた「シェールガス」と呼ばれる、新しいタイプの天然ガスの生産が急増中だ。採掘には、地下に高圧大量の特殊溶液を注入し、岩石層に亀裂を生じさせる「フラクチャリング(水圧破砕)」という方法が用いられる。

うまい話には裏があるはずと、ジョシュはハンディカメラを片手に、すでに自分の土地にガス井を掘った人々を訪ねる取材の旅に出る。そこで見たのは、飲み水の着色や異臭はもとより、家庭の蛇口から出る水が燃えるという異常な事態だった。不安と怒りを訴える住民たち。しかしアメリカ環境保護局は、この件に関し一切の調査を行っていない。その理由とはいったい?

ありがとうございます。放送を見ようと思います。北米の原油と天然ガスの値差はちょっと気にはなっていました。

地震の影響で放送が延期になりました。

前篇が3月25日(金)、後篇が26日(土)です。

また、延期になったようです。

別の番組ですが、カナダのタールサンドが取り上げられます。

<シリーズ 未来をあきらめない>
岐路に立つタールサンド開発 ~カナダ 広がる環境汚染~ 前編
BS1 4月4日 月曜深夜[火曜午前 0:00~0:50]

後編
BS1 4月5日 火曜深夜[水曜午前 0:00~0:50]

原油を含んだ砂・タールサンド。カナダのアルバータ州には1兆6000億バレル以上のタールサンドが埋蔵されている。精製・輸送コスト高のため敬遠されていたが、石油価格の高騰で一気に開発が進んでいる。一方で精製によって有害物質が排出され、周辺地域で深刻な健康被害が起きている。大規模なタールサンド開発の現状や、初めて行われた調査をもとに健康被害の実態を追い、無謀な開発が放置されてきた理由を解き明かす。(全2回)

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