イラク北部Baiji の同国最大の製油所で2月26日、少なくとも4人のテロリストが侵入し、設備を爆破した。従業員4人が死亡した。
大火災が起こり、全プラントが停止した。
製油所全体の能力は日量29万バレルで、爆破されたNorth Refinery は日量15万バレル。
もう一つの Salahuddin Refineryは改造中で、約5割の7万バレル程度の操業をしていた。
石油省報道官は早期の操業再開を目指すとしているが、復旧に2年はかかるという説がある。
この製油所は、以前は al-Qaeda が長期間支配し、活動の資金源となっていた。
イラクには現在、北部のBaiji、バクダッド南部のDora、南部のBasra の3つの製油所があり、合計の精製能力は日量55万バレル。
2010/7/14 イラク、4製油所を新設、外資導入
2月初めにはバグダッドの北でパイプラインが爆破され、Dora製油所の操業に支障が出た。
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