JSR
前期比では営業損益は倍増だが、2008/3までと比べると、利益はまだ回復していない。
単位:億円 (配当:円) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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従来、区分表示していたエマルジョンは、エラストマーに含め、ブタジエンモノマー等の化成品は、多角化事業からエラストマー事業に変更。
08/3(A) 09/3 10/3(B) 11/3(C) (A)ー(C)
増減(B)ー(C)
増減エラストマー 112 80 4 147 20 144 エマルジョン 15 5 合成樹脂 30 13 0 26 -4 26 多角化事業 443 205 199 218 -225 19 合計 600 303 202 391 -209 189
エラストマー(+エマルジョン)、合成樹脂の損益は元に戻ったが、多角化事業の損益は以前の半分程度にとどまっている。
多角化事業の内容は以下の通り。(比率は売上高比)
半導体製造用材料 38% フォトレジスト、CMP材料、実装材料、多層材料等 フラットパネル・ディスプレイ用材料 50% カラー液晶ディスプレイ用材料、反射防止膜材料等 戦略事業ほか 12% 光学材料、機能化学材料、回路検査治具等機器、その他
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カネカ
同様に、前年比では増収増益だが、2008/3までと比べると、利益はまだ回復していない。
単位:億円 (配当:円) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ライフサイエンス(医療機器、医薬バルク・中間体、機能性食品素材)は好調。
エレクトロニクス(液晶関連製品、超耐熱性ポリイミドフィルム、太陽電池など)は赤字で、2008/3月期からの減益幅が大きい。
08/3(A) 09/3 10/3(B) 11/3(C) (A)ー(C)
増減(B)ー(C) 増減 化成品 52 -5 19 28 -24 8 機能性樹脂 120 30 90 83 -37 -7 発泡樹脂製品 -1 13 51 62 63 11 食品 28 38 89 80 51 -9 ライフサイエンス 53 59 45 93 40 47 エレクトロニクス 91 -9 -67 -58 -149 9 合成繊維他 66 12 14 8 -58 -7 全社 -52 -62 -68 -83 -31 -15 合計 357 76 175 212 -145 37
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クラレ
過去最高益を更新、中期アクションプラン最終年度2011年度の営業利益目標(500億円)を前倒し達成した。
単位:億円 (配当:円) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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報告セグメントが変わったため、以前との厳密な比較は難しい。
08/3 09/3 10/3 10/3 11/3 増減 化成品・樹脂 502 371 430 樹脂 392 508 117 機能材料・メディカル他 62 44 42 化学品 20 87 66 繊維 69 9 -17 繊維 -28 -2 26 トレーディング 20 33 13 その他 43 49 6 全社 -151 -130 -150 全社 -142 -144 -2 合計 481 293 305 合計 305 531 226
「樹脂」は、ポバール、PVB、EVOH樹脂(エバール)等の機能樹脂、フィルム
「化学品」はメタクリル樹脂、イソプレン関連製品、耐熱性ポリアミド樹脂、メディカル関連製品
「繊維」は、合成繊維、人工皮革、不織布等ポバール樹脂は、アジア市場および欧州市場が好調に推移
エバールは、新興国での需要が拡大し、特にアジア市場は自動車用途、食品包装用途を中心に伸びを示した。
目次、項目別目次
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htmにあります。
各記事の「その後」については、上記目次から入るバックナンバーに付記します。
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