人民元 弾力化1周年

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中国の中央銀行である中国人民銀行は20106月19日、「人民元相場の弾力性を強化する」との声明を発表、 2008年8月から固定していた人民元を再び管理フロート制に戻した。

それから1年が経過した6月17日、中国人民銀行は人民元の対ドル基準値を6.4716元と、最高値に設定した。
これを受け、人民元は一時1ドル=6.4634人民元の最高値を記録、終値も前日同値の6.4744人民元で最高値となった。

一時最高値は弾力化後 5.61%の上昇となる。

中国政府はインフレ対策のため、人民元の緩やかな上昇を容認している。

市場では中国政府が、元相場の1日の値幅制限を緩和し、基準値からの変動幅を現在の±0.5%から±1.0%に広げるのではないかと取沙汰されている。

元相場の対ドル上昇は輸出企業に悪影響を与えている。
但し、対ユーロ、対日本円では1年前に比べ下落しており、EUや日本向け輸出条件は好転している。

 


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