Rio Tintoと三菱商事は8月8日、豪石炭事業会社Coal & Alliedの株式の追加取得を提案したと発表した。
Rio Tintoと三菱商事(完全子会社の三菱デベロップメント)は合計で同社株を85.91%保有するが、残りの14.09%を14億8800万豪ドル(約1200億円)で買い取り、2社で経営権を完全に握る計画。
Rioは出資比率を現在の75.71%から80%へ、三菱商事は10.2%から20%にそれぞれ引き上げる。
残りのうち、大手投資ファンドのPerpetual Ltd は7.32%を保有していたが、本年4月に一部を売却し、現在は6.32%を保有している。
同社は、より優位な提案が新たに浮上しない限りにおいて、本提案を支持すると表明している。なお、双日は同社の株の5.69%を保有していたが、2009年にすべてを売却した。約200億円の特別利益を計上。
Coal & Alliedは豪州最大級の電力用石炭(一般炭)の生産会社で、 2010年の生産実績は1870万トン、日本やアジアに輸出している。
Coal & Alliedはニューサウスウェールズ州のHunter Valley地区の3つの炭鉱(Mount Thorley Warkworth、Hunter Valley Operations、Bengalla)で生産中で、他に多くの開発計画を持っている。
操業中
1) Mount Thorley Warkworth炭鉱
隣接するMount Thorley とWarkworth を統合して運営している。
Mount Thorley: Coal & Allied 80%、韓国POSCO 20%.
Warkworth: Coal & Allied 55.57%、三菱商事 28.9%、新日鉄 9.53%、三菱マテリアル 6%
2) Hunter Valley Operations炭鉱
Coal & Allied 100%
3)Bengalla炭鉱
Coal & Allied 40%、Wesfarmers 40%、台湾電力(Taipower) 10%、三井物産 10%
計画中のもの
Mount Pleasant
Lower Hunter Lands
Hunter Valley Operations South
Warkworth Extension
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