メキシコ企業が中国でNBRのJV

| コメント(0) | トラックバック(0)

メキシコのコングロマリットのGrupo KUOは9月22日、江蘇省南京市の江蘇金浦集團(Jiangsu GPRO Group)との間で50/50JVを設立することで合意したと発表した。

両社はINSA GPRO (Nanjing) Synthetic Rubber Co.を設立、60百万ドルを投じて、南京市に第一期年産能力30千トンのニトリルゴム(NBR)プラントを建設する。

Grupo KUOの100%子会社で、合成ゴム、エマルジョンを製造するINSA (Industrias Negromex, S.A. de C.V.)が技術を担当する。

中国当局の承認を得次第、着工し、2014年初めに生産開始する計画。

NBRは産業用に広く使用されており、Grupo KUOでは子会社 INSAがすでに中国に輸出している。

江蘇金浦集團は2005年に南京市に、同社が40%、Sinopec揚子石化が60%出資のJV、揚子石化金浦橡膠(YPC-GPRO Rubber)を設立し、南京ケミカルパークに第1期 100千トンのSBR プラントを建設している。(第2期計画 100千トン)

ーーー

江蘇金浦集團は江蘇省南京市に本拠を置く化学会社で、従業員3,000人。プロピレンオキサイド、ポリエーテル、PP、ガソリン添加剤、潤滑油、酸化チタン等々を生産している。

江蘇金浦集団はまた、韓国の錦湖石化との50/50合弁会社、南京GPRO錦湖石化を設立し、南京の南京ケミカルパークで電解、PO、PPGの生産をしている。2008年に生産を開始した。

能力はPOが80千トン(当初の発表では100千トンであった)、PPGが50千トン、カセイソーダが100千トンとなっている。

2006/11/28 韓国の錦湖石油化学、南京でPO生産

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://blog.knak.jp/knak-mt/mt-tb.cgi/1593

コメントする

月別 アーカイブ