Petrochina、Qatar Petroleum International(QPI)、Shellの3社は10月10日、浙江省台州市当局との間で、同市での石油精製・石油化学コンプレックス建設に関する協力枠組み協定を締結した。
3社は2008年6月に中国での石油精製・石油化学コンプレックス建設の予備検討開始の覚書を締結した。
PetroChina 51%、Shell とQPI がそれぞれ24.5%出資となっている。同年10月、浙江省台州市当局は、3社が台州市での建設を検討していると発表した。
現地報道によれば、投資額は800億人民元で、年産2000万トンの製油所、120万トンのエチレン設備を含む。
カタールからの輸入コンデンセートを原料に使用する。
本年6月に中国国家発展改革委員会(NDRC)の予備的承認を得たが、今後、環境保護部の承認を得た後に、NDRCの最終承認を得て建設を開始する。
コンプレックスは台州市の路橋地区に建設され、コンデンセートは大陳島の石油桟橋からパイプラインで輸送される。
コンデンセートは天然ガスの採収にあたり地表で凝縮分離した軽質液状炭化水素。
2010年5月にPetroChinaとShellはQPI(カタール政府を代表)との間で、カタールでの天然ガス開発・製造契約(Exploration and Production Sharing Agreement)を締結した。
カタールの Ras Laffan市近郊のBlock D(海底及び陸上の8,089km2)で30年間開発を行うもので、Shellが75%、PetroChinaが25%の権益を有し、Shellが操業を行う。
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