Sinopec、ブラジル石油資源を取得、中国勢の南米進出続く

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Sinopecは11月11日、ポルトガルの石油大手Galp Energia のブラジル子会社Petrogal Brasil の30%を48億ドルで取得したと発表した。加えて、Petrogal BrasilのGalp Energia からの借入金の13億ドルの30%分を肩代わりする。

Sinopecでは、今後の開発投資の30%も含めると、最終的な投資は51.8億ドルになるとみている。

Petrogal Brasil はブラジルでPetrobras と組んで、21のプロジェクトに参加している。その中でSantos Basinのpre-salt層(深海の海底の岩塩層の更に下の層)にあるLula油田が最も重要である。

1974年の革命で国有化されたポルトガルの4社、SACOR、CIDLA、SONAP、PETROSULが1976年に合併してGALPが設立された。
1999年にポルトガル唯一のリファイナリーを持つGALPと、天然ガスの輸入・販売会社の
Gás de Portugalが合併し、Galp Energiaとなった。2006年に上場。

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CNOOCが50%出資するBridas CorporationがBPからアルゼンチンのPan American Energyの60%持分を買収して100%子会社にする計画は取りやめになったが、これは買い手側になんらかの思惑があってのことと思われる。

2011/11/14 BP、Pan American Energy の持株のBridas Corporationへの売却を取り消し

これは別として、中国勢の南米の資源を求めての動きは続いている。

  Sinopec によるOccidental Petroleum からのアルゼンチンの石油権益買収

2010/12/17 Sinopec、Occidental からアルゼンチンの石油権益を買収

  SinochemによるStatoilからのブラジル油田権益買収

2010/5/28 中国中化集団、ブラジル油田に30億ドル出資

  CNPC によるベネズエラのOrinoco地区の油田権益40%取得(9億ドル)

2010/2/15 国際石油開発帝石と三菱商事、ベネズエラで石油開発に記載

 

 

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