2011年の日本の「今年の漢字」は「絆」となった。
2007年 「偽」 (食品表示偽装、年金記録問題、TV番組捏造問題)
2008年 「変」 (オバマ次期大統領のChange !)
2009年 「新」 (民主党政権発足、オバマ新大統領就任)
2010年 「暑」 (記録的猛暑)
中国でも2006年から「今年の漢字」が発表されている。
昨年は 物価や利息、不動産の値上がりを表す「漲」(2007年に次いで2回目)であったが、本年は「控」となった。
「控」はコントロール、抑制の意味で、昨年の「漲」の流れを受け継ぎ、物価上昇を抑えるという政府の努力と国民の期待を反映したものとされている。
これまでの漢字は以下の通り。
2006年 「炒」(マスコミを利用した大々的な宣伝や投機的な売買)
2007年 「漲」(物価や株、不動産の値上がり)
2008年 「和」(北京五輪の開催)
2009年 「被」(させられる、受身的な生活)
2010年 「漲」(物価や利息、不動産の値上がり)
合わせて、「今年の単語」と「中国メディア十大新語」も発表された。
「今年の単語」は中国の単語が「傷不起」(「つらいよ!」「大変!」の意味)、世界の単語が「欧債危機」(欧州債務危機)となった。
「2011年度中国メディア十大新語」は以下の通り。
「傷不起」 「つらいよ!」「大変!」 「起雲剤」 食品添加物。台湾品に可塑剤成分DEHP含有が見つかり、大問題になった。 「虎媽」 中国式のスパルタ教育ママ(イェール大学 の中国系チュア教授の超スパルタ教育が話題に) 「政務微博」 政府公式マイクロブログ 「北京精神」 北京市発表の愛国・創造・寛容・道徳を主とする北京魂 「走転改」 組織の末端を歩き、習わしを変え、体制を改めると銘うった政府の活動 「微電影」 短期間・低予算制作の短編映画 「加名税」 不動産名義追加税。結婚後に夫婦双方の名義に変更する場合にかかる税金 「淘宝体」 大手ショッピングサイト・淘宝(タオバオ)で、出品者が商品説明文で使う独特の言い回し 「雲電視」 クラウドコンピューティングを利用したテレビ
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