2011年12月30日の人民元の対米ドルレートは、基準値(6.3009人民元/$)、終値(6.2940人民元/$)ともに最高値を付けた。
中国が「人民元相場の弾力性を強化する」とし、2008年8月から固定していた人民元を再び管理フロート制に戻した2010年6月19日の前日の終値 6.8262人民元に比して 8.46%の人民元高となった。
11月末から12月15日まで連日、値幅制限の下限の0.5%ギリギリに張り付いていたが、その後、急上昇した。
新華社は「国際市場での元の信用力が高まり、一時の元安傾向は払拭された。市場では2012年は2~3%上昇するとの見方が一般的」と伝えた。
なお、2010年6月18日以降で日本円に対しては人民元安となっている。
ユーロに対しては当初は同様に人民元安であったが、昨年秋からはユーロ安のため、人民元高となった。
ユーロは2011年12月30日のニューヨーク外国為替市場で、一時1ユーロ=99円47銭となり、2000年12月以来、11年ぶりのユーロ安となった。
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