中国税関当局は1月10日、2011年の輸出額が前年比20.3%増の1兆8986億ドル、輸入額が同24.9%増の1兆7434億ドルだったと発表した。
輸出入ともに過去最高を2年連続で更新、輸出の3年連続世界一がほぼ確実になった。
貿易黒字は1551億ドルで、2008年から毎年減っており、2005年の1020億ドル以来の低水準となった。
いつものことながら、どうしてこんなに早く実績が出るのか、不思議である。
貿易総額の内訳を国・地域ごとに見ると、ブラジルやロシアなど新興国向けは34.5%の高い増加率となった一方、欧州向けは18.3%、米国向けは15.9%の伸びにとどまった。
欧米向けの輸出の減速傾向が去年後半から強まっている。
日本からの輸入は、東日本大震災の影響で10.1%の伸びにとどまった。
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12月単月では、輸出が前年同月比13.4%増の1747億ドル、輸入が12.1%増の1582億ドルだった
輸出の前年比伸び率は8月が24.4%であったが、9月以降、4か月連続で急速に縮小しており、減速感が増している。
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