ニプロは昨年末に医薬品でバングラデシュに進出、1月10日にはベトナムでの製造子会社の設立を発表した。
ニプロは、1954年に日本硝子商事として創業以来、アンプル用・錠剤瓶用の硝子管販売等の素材・材料関連事業に携わり、そこで培われた技術を礎に医療機器、医薬品等の事業に拡大展開を図ってきた。
1969年、富沢製作所を子会社とし医療機器の生産を開始。
1977年、商号をニッショーに変更。
1988年、菱山製薬に資本参加し医薬品分野へ進出。
2001年、ニプロを吸収合併し、商号をニプロに変更。
医薬用硝子容器事業では2011年7月に、インド、ロシア、欧米への進出を発表した。
2011/7/30 ニプロ、医薬用硝子容器事業で海外展開
医薬品では下記各社に参加して子会社とし、ジェネリック医薬品の製造・販売と、製造受託を行っている。
ニプロファーマ(旧菱山製薬):ジェネリック医薬品、キット製品、受託製造
ニプロジェネファ(旧竹島製薬):ジェネリック医薬品
東北ニプロ製薬(旧東北中外製薬):受託製造
全星薬品工業:ジェネリック医薬品
ニプロパッチ(旧埼玉第一製薬):パッチ剤(経皮吸収製剤)
ニプロは2011年7月、Novartis のgeneric 部門であるSandozとの間で、日本国内における後発医薬品の開発、販売、製造等の事業活動において、広く協力する旨を定めた戦略的業務提携契約を締結した。
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(バングラデシュ)
ニプロは人口が多く医療ニーズが拡大している地域を中心に医療機器の現地生産・現地販売体制の構築を進めているが、2011年3月に人口1.6億人を有するバングラデシュに血液回路等の医療機器製造販売の合弁会社を設立した。
社名:Nipro JMI Company Ltd.
出資:ニプロ 60%、JMIグループ 40%
同社は2011年12月、上記JVのパートナーのJMIグループの製薬会社JMI Pharma Ltd.の第三者割当増資を引き受ける形で出資を行い、同社を子会社とすると発表した。同社に51%を出資し、社名もNipro JMI Pharma Ltd.に改称する。
バングラデシュの製薬市場は年15%の成長を続けており、今後の市場成長が見込まれる地域である。
ニプロでは、JMI Pharma Ltd.がすでに構築した生産体制および営業基盤をベースとし、JMI グループとの協力関係を活かし、ニプロの培った医薬品製造技術も必要に応じて投入して新規品目の製造およびバングラデシュ国内での販売強化を図るとともに、ニプログループの販売ネットワークも活用して世界中の販路開拓を行うとしている。
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(ベトナム)
ニプロは1月10日、ベトナムに医薬品工場を設立すると発表した。
日本国内におけるジェネリック医薬品業界は、政府の使用促進策等により急速な拡大局面を迎えているが、これに伴い国内大手先発医薬品メーカーや外資系企業の新規参入が本格化し、熾烈な市場競争に拍車がかかることが必至となっている。
同社の医薬品事業部門は、2020年度に売上高2,000億円を目標としているが、販路のグローバル化及びコスト面での競争優位の確立が急務となっているとしており、ベトナム進出を決めた。
会社名 : ニプロファーマ・ベトナム・リミテッド (仮称)
設立場所: ハイフォン市 (VSIP工業団地内)
操業予定時期: 2015年4月頃
日本を含めた先進国市場向けに良質で低価格な医薬品を供給することをミッションとする。
注射剤を中心にスタートし、将来的には、経口剤や外用剤を含めた多種製剤に対応可能な工場を目指し、ベトナム国内や他の新興国への販路開拓も進めていく。日・米・欧の3極のGMPに対応した品質保証体制を完備する。
8ベトナム医薬品事業は、2015年に株式化されます
保健省は、株式化になります8国有企業でこの計画によると2015年末までに国有owne企業の株式化ロードマップを発表した。
株式化になります8健康企業は次のとおりです。ベトナム製薬株式会社(VINAPHARM0とそのサブ企業が、人事および医療専門家、ベトナム医療機器株式会社における在外協力(VINAMED)、薬局One加盟会社のセンター - 薬局のハノイ大学(DKPharma共同株式会社, ワクチンや生物生産No.1のための会社(VABIOTECH), ワクチンや生物生産2号の当社(BIOPHARCO), ダラットパスツールワクチンカンパニーリミテッド(DAVAC)。
http://www.trendnex.com/ja-news/2957-jp-8-vietnam-pharmaceutical-business-will-be-equitization-in-2015