韓国知識経済部は4月4日、洪錫禹長官主宰のIT政策諮問団会議を開き、集中投資を行う10大IT中核技術を選定した。
IT産業の発展を通じ、社会や経済などあらゆる分野をスマート化するビジョン"Smartopia Korea"を掲げるとともに、
・主力IT産業の競争力向上
・ソフトウエア素材産業の競争力強化
・未来新産業の育成
の3大政策目標を掲げた。
また、集中投資を行う10大IT中核技術を以下の通り決めた。
・次世代デバイス中核技術
・IT中核素材
・ビッグデータおよび人工知能
・ハイブリッドストレージ
・有無線統合ネットワーク
・テラヘルツおよび量子情報通信
・無人化プラットホーム
・バイオセンサー
・ライフケアロボット
・電力半導体
韓国政府は、今後5年間で1兆2400億ウォン(約900億円)を10大技術分野に投じ、2020年に同分野で売上高49兆8000億ウォン、輸出197億ドルの達成を目指している。
知識経済部は、1人当たり国民所得4万ドル達成に向け、ソフトウエアの競争力確保に注力する方針で、洪長官は「IT産業を、現在のハードウエア中心からソフトウエア中心に転換してこそ、貿易規模2兆ドル時代を開くことができる」と強調している。
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