Carlyle Groupは2012年7月2日、Sunocoとの間で合弁会社 Philadelphia Energy Solutionsを設立することで合意したと発表した。
8月に停止予定であったSunocoのPhiladelphia Refinery をJVに移し、稼働を続ける。
CarlyleはJVのマジョリティを持ち、運営責任に当たる。
Sunocoは現物出資でマイノリティシェアを得るが、経営には参加しない。
同製油所は東海岸で連続稼働する最古の製油所で、能力は日量330千バレル。
Carlyleでは、米北東部でのエネルギーのハブとして重要であるとともに、 Marcellus Shaleの天然ガスに関し、新しいビジネスチャンスがあるとしている。
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Sunocoは2011年8月16日、オハイオ州HaverhillのFrankford のフェノール工場を売却すると発表、これにより、同社の石油化学は消滅した。
2011/8/25 Sunoco、石油化学の売却を完了
Sunocoは2011年9月6日、Refinery事業からも撤退し、Marcus
HookとPhiladelphiaの製油所の売却手続きを開始したと発表した。
事業の収益性悪化によるもので、収益性の高いRetail とlogisticsに経営資源を集中させたいとしている。
同社のBusiness Unit は以下の通り。
Refining & Supply 撤退検討
Chemicals 撤退完了
Coke スピンオフ(SunCoke Energy)
Retail Marketing
Logistics
製油所のうち、Pennsylvania州のMarcus Hook refineryは2011年12月に停止した。
しかし、現在のところ、製油所としての買い手は見つかっていない。
このため、Marcellus Shale の副産品を含む燃料の貯蔵、加工などの多目的プラントとして使用するとの見方がある。
付記
ペンシルバニア州は、同社が少なくとも56百万ドルを投資し、雇用を維持・増加することを条件に、15百万ドルを供与する。
ブラジルのBraskemの米子会社Braskem America は7月11日、Marcus Hook製油所のプロピレン
スプリッターを取得することを明らかにした。隣接のポリプロ工場にプロピレンを供給する。
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東海岸ではConocoPhillips も2011年9月に、フィラデルフィア近郊のTrainer製油所を直ちに生産を停止し、6か月以内に売却できない場合は永久に停止すると発表した。
2012年4月30日、Delta Air LinesはPhillips 66との間でTrainer refinery complex を買収する契約を締結したと発表した。
2012/5/10 Delta Air Lines、製油所を買収
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