Bayerは2013年に創立150年を祝い、世界中でいろいろな催しを行う。
1983年8月1日、染料セールスマンのFriedrich Bayerと染色業者のJohann Friedrich Weskott がヴッパー川沿いに位置する工業都市 WuppertalのBarmen地区に新会社Friedr. Bayer et compを設立した。数年前に発明されたコールタールからの合成染料の製造販売を業とした。
同社のCEO のDr. Marijn Dekkerは11月30日、以下の通り述べた。
Barmen地区で小さいが革新的な染料工場としてスタートしたBayerは今や従業員11万人以上のグローバル企業となった。
過去150年にBayerの発明品は人々の生活の質の向上に貢献してきた。Bayer製品は我々の生活に不可欠になった。
1899年に上市したアスピリンは今もBayerのトップ製品の一つである。
現在はこの部門はBayer HealthCareに発展した。1892年に世界最初の殺虫剤Antinonninを上市した。
Bayer CropScienceは現在、農業科学のグローバルリーダーである。高機能材料分野では1930年代にポリウレタンを発見、1953年にはポリカーボネートの特許を取得した。
1981年に株式会社とし、Farbenfabriken vorm. Friedr. Bayer & Co. となった。
同社はその後拡張を続け、1912年に本社を現在のLeverkusen に移した。
ドイツは第一次世界大戦で敗戦、この結果、米国の資産と特許、商標は1917年に没収され、競売に付された。
Sterling Drug がBayer商標やアスピリン事業などを買収した。
1988年にEastman Kodak がSterling Drug を買収した。
1994年になって、ようやくBayerがKodakからSmithKline Beecham 経由でSterling Drug を買収し、米国でBayerの社名を使い、Bayer Aspirinを販売できるようになった。2012/1/31 Kodak と Bayer
第一次大戦で世界市場を失ったドイツの染料業界は統合を決め、1925年12月に下記の各社が合併し、IG Farbenが設立された。
Bayer 27.4% BASF 27.4% Hoechst 27.4% Cassella Kalle Agfa 9.0% Griesheim-Elektron 6.9% Weiler Ter Meer 1.9 %
IG Farbenは1951年に連合国軍により解散させられ、Bayerは1952年にFarbenfabriken Bayer AGとして再出発した。
Bayerは1988年の創立125周年後にコア事業への集約を開始し、1999年に子会社Agfaを売却、2004年7月にBayer Chemicalsの大半とBayer Polymersの一部を新会社 Lanxess として分離し、2005年に上場した。
2006/9/6 Bayer と Lanxess
他方、農薬部門では2001年に Aventis CropScience を、医薬部門では2006年にドイツのSchering AGを買収し、拡大している。
2006/6/12 2つの買収劇 の2
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