BPは12月19日、海南島沖の崖城(Yacheng) ガス田の34.3%の権益をKuwait Foreign Petroleum Exploration Company に308百万ドルで売却することで合意したと発表した。
これで2010年以降の資産売却は378億ドルとなる。(過去の資産売却)
中国は1980年代に初めて石油・ガス田を外資に開放したが、後にBPに統合されたARCOが1982年に南シナ海の鉱区を取得、1983年にYachengガス田を発見した。1996年に生産を開始している。
中国の最大級の海底ガス田(深さ90m)で、世界第二の長さの780kmの海底パイプラインで香港の青山發電廠(Castle Peak Company)に、また60kmの海底パイプラインで海南島のFuel & Chemical Corporation (CNOOC子会社)に天然ガスを供給している。
現在の権益は、 BP 34.3%、CNOOC 51%、Kuwait Foreign Petroleum Exploration 14.7%で、売却により、CNOOC 51%、Kuwait Foreign Petroleum Exploration 49%となる。
なお、操業は2004年1月にBPからCNOOCに移管された。
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BPは南シナ海の2つの鉱区で現在探査を行っている。
1) 42/05鉱区(油田)
2005年と2006年に, CNOOCはDevonとの間で、42/05、64/18、53/30の3鉱区について生産物分与契約を結んだ。
Devonは3鉱区の権利100%を取得した。
CNOOCは生産開始時に51%参加するオプションを有する。
Devonは又、15/34鉱区(Panyu Project) の24.5%の権益を持つ。
同社が1998年に発見した。
その後、Devon は2010年9月にこの3鉱区について、Chevron、BPと契約を締結し、CNOOCがこれを承認した。
探査段階において
42/05鉱区では、Chevronに59.18%、BPに40.82%を売却、
64/18、53/30の2鉱区では、Chevronに100%を売却、
Chevronは3鉱区でオペレーターとなる。なお、CNOOCは生産開始時点で最大51%の参加を行う権利を有する。
2) 43/11鉱区(天然ガス)
BPは2012年2月、商務部から、CNOOCとAnadarko Petroleumとともに43/11鉱区で天然ガスの探査を行うことの承認を得た。
探査段階では、BPは40.82%、Anadarkoは50%、CNOOCは9.18%の権益を持つ。
生産開始後は、CNOOCが55.5%となり、BPは20%、Anadarkoは24.5%となる。
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