イタリアのM&G、米国に1系列では世界最大のPETプラントを建設

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イタリアのM&G (Gruppo Mossi & Ghisolfi)は1月11日、テキサス州Corpus Christi に建設するPTAとPETプラントの設計・購買・建設契約(EPC Contract)をSinopec Engineering(Group) との間で締結したと発表した。

PTAは年産120万トンで1系列としては西欧諸国では最大、PETは年産100万トンで1系列としては世界最大となる。
契約はTurnkeyベースで、10億ドル。

M&Gの誇るEasyUp™ SSP technologyを使用する。

同社は2007年7月に、米国に80万トンの最新鋭のPET工場を建設すると発表、立地は追って発表するとしていた。
このうち
65万トンは2009年前半に完成する予定としていたが、用地の選定が遅れていた。

2012年9月にテキサス州 Corpus Christiで土地を買収したことを発表した。新設のPETの能力は当初の計画80万トンを100万トンに変更した。

認可手続きを含め、完成まで36か月をみている。

同社は米国、メキシコ、ブラジル、イタリアにPETプラントを有し、現在の合計能力は約170万トンとなっている。
これが完成すると、合計能力は270万トンとなる。

ーーー

M&Gについては 2008/7/25   M&G、ブラジルのPETプラントを拡大、1系列で世界最大に を参照。

同社の現在のPETプラントは以下の通り。

  立地 能力(千トン)
米国 Apple Grove(WV)      285+α (*1)
Mexico  Altamira Tamaulipas     400+α (*1)
Brazil   Suape      650 (*2)
Italy        190
合計      1,700 

(*1)  2007年発表 米国とメキシコでデボトルネッキングで合計200千トンの手直し増強
(*2)  2008/7/25  M&G、ブラジルのPETプラントを拡大、1系列で世界最大に




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