Shellは1月28日、米国のエネルギー会社 Kinder MorganとのJVを設立して、ジョージア州Savannahの近くのKinder Morgan子会社のEl Paso Pipeline の既存のElba Island LNG Terminalに 2段階で天然ガス液化プラントを建設すると発表した。
El Paso Pipeline 社のElba Express PipelineとElba Island LNG Terminal を改造し、ターミナルに天然ガスを送り、液化し、輸出用に船積みする。
認可を得た段階で、El Paso Pipeline
社はJVの51%を所有して、設備の運営を担当する。
ShellはJVの49%を所有し、液化能力の100%の権利を得る。
液化設備はShellの画期的な小規模液化ユニットを既存の設備に統合することで、早期の完成を目指す。
設備能力は、LNGで年間250万トンで、天然ガスベースでは日量350百万立方フィートに相当する。
Elba Island LNG Terminal は2012年6月にエネルギー省からFTA締結国に年間400万トンのLNGを輸出する認可を取得した。
同社は同年8月、エネルギー省に対し、非FTA締結国に年間400万トンまでのLNGを輸出する申請を提出した。
JVの第一段階(年間150万トン)は追加の認可を必要としない。
Shellでは、計画的で段階的なアプローチによって、天然ガス輸出は世界のエネルギーのニーズに対応するとともに、米国経済を後押しするとしている。
一方で、ShellはMarcellus Shaleガスからのエタンを原料とし、Appalachia地方でエチレンクラッカーと誘導品プラントの建設を検討している。
2011/6/14 Shell、アパラチア地方でエチレンクラッカー建設へ
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Kinder Morganはエネルギー輸送、貯蔵、販売会社で、2011年に同業のEl
Pasoを211億ドルで買収した。
この結果、El Pasoの43千マイルの天然ガスパイプラインを含め、75千マイル以上のパイプラインで天然ガス
、原油、石油製品等の輸送を行い、180のターミナルでガソリン、ジェット燃料、エタノール、石炭、コークスなどの貯蔵を行っている。
炭酸ガスのパイプラインも持ち、輸送と販売を行っている。
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