New York市長、発泡ポリスチレン容器禁止を提案

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市長としての最終年を迎えNew York のMichael R. Bloomberg 市長は2月14日、2013年の市政教書演説(2013 State of the City address)を行った。市長はこのなかで、発泡ポリスチレンの食品包装を店舗やレストランで禁止する法律を制定すると述べた。

先ず、過去の実績を振り返り、New Yorkは911の悲劇から立ち直り、5つの区は全て以前より良くなり、NYは過去のいつよりも強くなったと述べた。

昨年の殺人事件は最低の419件に止まった。
観光客は最大の52百万人。
平均余命は80.9歳に上昇。
生徒10万人分の学校建設
320万人の私企業での雇用・・・・・

しかし仕事は完成しておらず、現在のプロジェクトを推し進め、新しいプロジェクトをスタートさせる必要があるとし、取り組むべき事項を列挙した。

環境問題に関しては、二酸化炭素排出量をたった5年で16%減らしたが、次の10年で30%減らすとし、更に新しい目標として、2017年までにリサイクル比率を倍増し30%にすると述べた。

具体的な計画は以下の通り。

・通りに1000個のリサイクルコンテナーを置き、リサイクルを容易にする。

・プラスティックをもっとリサイクルできるようにする。
 開発中のBrooklynの
Sunset Park WaterfrontにSIMSという私企業が北米最大の家庭用リサイクル工場を建設する。
  全ての種類のプラスチック廃棄物を受け入れる。
       子供にリサイクルを教える教育センターを備える。
  New York市で最大級の太陽光発電で運転

・New York市の最後のリサイクルのフロンティアの食品廃棄物の処理。
 New Yorkは毎年120万トンの食品廃棄物を埋め立て、トン当たり80ドルをかけている。
 これをもっと安いコストで、肥料にしたり、エネルギーに変換する。
 
本年春にStaten Islandで堆肥化の試行を行い、成功すれば全市に展開する。
 全市で学校の食品廃棄物リサイクルを行う。教育にもなる。

・問題はStyrofoamで、リサイクルがほとんどできず、生分解もしない。
  環境にとって恐ろしいものだが、納税者にとっても恐ろしい。
  取り除くことが必要なため、リサイクル費用がトン当たり20ドルも増える。
  これらは他のもので代替可能で、無しで済まされる。

 このため、Styrofoamの食品包装を店舗やレストランで禁止する法律を制定するよう市議会と協力する。

New York市によると、発砲ポリスチレンの廃棄物は年間で2万トンに達するという。

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市長は発泡ポリスチレンのことをStyrofoamと述べているが、これはDow Chemical の商標。
Dowでは同社の製品はコップや食品トレイや包装ではなく、断熱材として使用されていると反論した。

発泡ポリスチレン禁止は既にLos Angeles、Portland, Ore、San Francisco、Seattleなどで行われている。

 


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本ブログは2006年2月15日に始まりました。

2006/2/15 プラスチック100周年

7年経ちましたが、本日が2500回目となります。


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