東京ガス、米国でシェールガス開発事業に参加

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東京ガスは3月29日、Quicksilver Resources Inc.との間で、米国テキサス州バーネット堆積盆におけるシェールガス開発事業の権益に関する売買契約を締結したと発表した。

東京ガスは東京ガスアメリカの子会社としてTG Barnett Resources LPを設立し、Quicksilver がバーネット堆積盆でシェールガスを開発・生産している事業の権益25%を485百万米ドルで取得する。

同社持分のガス生産量は、LNG換算で約35~50万トン/年と見込んでおり、米国内市場に販売する

同鉱区はバーネット堆積盆の複数鉱区で、約13万エーカー。確認埋蔵量は天然ガス1.2兆立方フィート。

東京ガスが米国でシェールガス事業を権益を取得するのは初めて。

同業では大阪ガスが2012年6月22日、米国テキサス州のPearsall Shale ガス・オイル開発プロジェクトに参画することを決め、Cabot Oil & Gas Corporationとの間で、権益35%を250百万米ドルで取得すること等を定めた権益売買契約を締結している。

所在地:米国テキサス州南部(イーグルフォード地区)
参加者:Cabot 65%:オペレーター 、大阪ガス 35%
開発対象:ピアソール層
主な産出資源:天然ガス、軽質原油、NGL

東京ガスは、カナダでは中部電力、大阪ガスと石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とともに、三菱商事が20109月から参画しているカナダのCordova堆積盆地のシェールガスを中心とした天然ガス開発プロジェクトに参加している。

2011/5/14 中部電力、東京ガス、大阪ガスとJOGMEC、カナダシェールガス開発プロジェクトに参加 


日本の各社のシェールガス開発への参加状況は別紙のとおり。



 

 

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