週刊文春が「中国猛毒食品」キャンペーンをしている。
3月28日号 告発キャンペーン(1)
大気汚染だけじゃない
あなたが食べている「中国猛毒食品」
4月4日号 大反響! 告発キャンペーン第2弾 戦慄の現地ルポ
世界的スクープ
悪臭漂うドブ川で野菜栽培、発がん性ホルモン剤注入で鶏肉肥大...
「中国猛毒食品」生産農家を直撃!
「死んだ豚を川に捨てたのは俺だ」 犯人農民の告白「中国人も食べない日本向け食品」リスト
4月11日号 禁断のレポート! タブーに挑む告発キャンペーン第3弾
スーパー、コンビニ、外食産業...
保存版 「中国猛毒食品」はこうして見破れ!■冷凍食品 おそうざい 激安ファストフードは危険がいっぱい
■安全検査済み を信じるな! 中国人のインチキ検査の実態
4月18日号 列島震撼「中国猛毒食品」 告発キャンペーン第4弾
鳥インフルH7N9は日本に上陸している!
▼決死の上海ルポ 死亡男性は社員食堂の調理師
▼汚水で日本向け手羽先を"洗浄"する鶏肉工場権威が警告「感染者はすでに数万人」パンデミックの恐怖
鶏肉年間19万トン輸入加熱処理済みを信じるな!
4月25日号 最大のタブーを限界まで書く 告発キャンペーン第5弾
「中国産食材」を使う外食チェーン全32社 実名アンケート
付記 5月2日・9日 ゴールデンウィーク特大号
告発キャンペーン第6弾
あなたはそれでもチキンナゲットを食べますか?
マクドナルドの中国産鶏肉が危ない!
中国の契約養鶏場で"抗生物質漬け"の鶏が大量死
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これに対し、科学ライターの松永和紀さんが、Foodcom.net の「編集長の視点」で「"中国猛毒食品"のトリック」として批評している。
「いかに、中国製が怖いか、危ないか、書いてあるのだが、中国製への不安を煽る時にこれまでたびたび用いられてきたトリックが使われている」とし、以下の4点を挙げている。
(1)猛毒とリスク--中国産食品の違反事例、リスクは高くない
食品衛生法に基づき設定されている基準、規格はなかなか厳しく、一品目、違反品を食べたところで健康影響はない、というレベルで設定されている。
中国の違反は、アフラトキシンのような強い発がん物質が検出されたり、抗生物質が基準を大幅に超えたりする食品もあることはあるが、多くは基準を少し超えた程度のもの。このような違反品に対して「猛毒食品」と表現するのは、読者に対するごまかし、"偽装"ではないか?食品別の解説の記述に誤りが多い。
リスクの大きさは摂取量によって変わるのに、大量投与の動物実験の結果を引いて危ないと論じている項目も目立つ。
(2)違反数と違反率--中国産の違反率は低い
中国産は少量多品目であり、検査数はほかの国に比べて圧倒的に多い。そして、違反の割合は、全体平均に比べて大幅に少ない。
2011年度の中国の違反率は0.25%。
韓国が0.58%、台湾が0.68%、ベトナムは1.1%、タイが0.78%、欧州は0.48%、イタリアが0.77%、アメリカは0.80%である。
(3)品目の種類--品目によってリスクは大きく異なる
水産物は微生物が付きやすく管理が難しく違反が出やすい。しかもエビや貝類など加工度が低い状態で食べる割合が多いため、リストに並べると消費者へのインパクトはとても大きい。
国産の水産物を検査すればおそらく、微生物については相当数の汚染が見つかるはずだ。
私たちは、国産食品の汚染は、実は把握せずに食べている。
(4)検査数 --「1割しか検査していない」は、タメにする議論
「残りの9割は検疫をスルーして国内に入ってきます」と言っている。
検査というのは、そういう性質のものだ。違反の蓋然性の大きさに応じて対応を変えて輸入検疫は行われている。
(5)ピンとキリの混同--中国国内の"キリ"が日本に輸入される可能性
たしかに、劣悪な食品も相当数あるだろう。だが、それが日本に輸入されているか、というと、まったく別の問題である。今、中国で日本向け食品を製造したり加工したりしている日系企業や日中の合弁企業などの安全管理のレベルはすさまじく高い。
中国の食品の品質、安全性はピンからキリまで。その中のピンが、日本に輸入されている中国産のかなりの割合を占める。だからこそ、輸入検疫における中国産の違反率は低い。
但し、中国のレベルの低い食品を排除できない、キリの日本企業もあり、そういう観点から見た時に、実は最近、中国産食品の中に、気になるものがあり、もしかすると、これは将来、大きな綻びになるかもしれないという予兆のような違反が見られるとしている。
別途、「生のジビエ料理なんて紹介しちゃダメ! 週刊文春さん」として、週刊文春のエッセーに記載されている鹿料理(生の刺身、レバー、ハツ、脳みそ)を「これらの怖さ、はっきり言って、中国産の比ではない」としている。
「この原稿を書きながら、背筋がゾクゾクしてきた。それくらい、このエッセイは危ないんです! そんなこともわからない雑誌が特集する『中国猛毒食品』。信じますか?」
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同氏は、農林漁業生産者(一次産業)が加工(二次産業)、販売(三次産業)まで手がける「6次産業化」についても 、現状は、食品衛生やリスク管理に対して責任を持てるような状況ではないとして、懸念を表している。
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